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2008-02-22

ブショネ

 キャップシールを綺麗に切って、

 スクリューを慎重にねじ込む。

 

 レバーを起こして口に当てて、

 ゆっくりと引き上げると、コルクはすんなりと抜けた。

 

 え・・・?

 ちょっと緩いんじゃないか??

 

 コルクには少しワインが染み込み過ぎていて、

 匂いを嗅ぐと・・・

 酸味を強く感じる。

 

 ギクッ・・・

 まさか?

 

 慌てて、ワインに触れていない方のコルクを嗅ぐと、

 少しだけカビの匂いを感じる。

 

 

 もしかして・・・

 と思いつつも、まずはグラスに少し注ぎ、

 状態を見る事にする。

 

 あ・・・

 やっぱり・・・

 

 そう

 随分前に買っておいたワインは、ブショネだった。

 

 

 ブショネとは傷んだワインの総称であるが、

 その度合によっては解らない事もある。

 

 で、私も全部解るわけではないのだが、

 基本的にブショネワインは、香りの変化は乏しく開いていかない程度から、

 明らかに腐ってる?と思う位酷いものまであって、

 レストラン等でブショネを指摘するのは、かなり酷い時以外は難しい物だ。

 

 素人でもわかるほどのコルク臭、それもカビ臭い匂いを伴った匂いを

 まとったワインに当たったら、ソムリエにも飲ませて判断してもらう事。

 

 ちゃんとワインをサーブするお店は、

 開ける時にソムリエが当たり前に飲むものだから、

 新しいワインを開ける時にソムリエが飲む準備をしていない店では、

 注意してホストテイスティングをした方が良い。

 (高価なワインを開ける時に限るけどね(^_^;))

 

 グラスをグリグリ回すより、まずは一口含み、

 何かおかしいと思う時はコルクの濡れていない方の匂いを嗅ぐ。

 

 何故濡れていない方を嗅ぐかと言うと、

 濡れている方はワインの香りが強くコルクの状態を知る事は難しいからで、

 カビの程度やコルク自体の匂いの強さは、素人でもある程度判断できるのだ。

 

 そしてそのコルクからカビの匂いがする場合は、

 その匂いと比べながら、もう一回ワインを飲んで判断するが、

 それで

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