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2017-07

requiescat in pace

「人間の死亡率は100%だ。
 
 生存期間が長いか短いかは色々だが、
 病気一つしない健康なヤツでも、一瞬先に死がある事もおかしくない。
 
 まして、バイクという『死』その物に乗っているのなら、
 一瞬先の死を覚悟して生きなくてはいけない。
 
 そしてその『死』は、実に魅力的なのだ。」
 
 
若き頃、大将に言われた言葉。
 
それはずっと腑に落ちたまま、
今もどこかで生き方の術として大切に持っている。
 
そんな大将と一緒にクラブを立ち上げた、初代メンバーが急逝した。
急な知らせに、正直戸惑い、例えような無い喪失感に苛まれる。
 
誰にでも平等に訪れる死であっても、
それでも悲しいと思うのは、何故だろう。
 
 

 
 
終わりは、始まり。

ゴールは新たなるスタートになる。
命の終わりは形を変えて、関わった人達の中で新たなスタートを切る。
 
それは、
それなりの長さを生きてきた実感として持っている思いなのだけど、
それでも悲しいと思うのは、何故だろう。
 
 
安らかに、お休みください。
背中にずっと、貴方を背負って生きていきます。

Bills

 「このまま、どっかへ行っちゃいたいね」
 
 「うん」
 
 「帰りたくないな」
  
 「箱根まで行く?」
  
 「帰りたくない・・・」
  
  
そんな会話を車の中でしたのは、もう30年以上前のこと。
  
当時はどこへ行くのも何をするのも車だったし、
女子をゲットするのも、車が無いと始まらない時代だった。
  
湘南には丘サーファーなるナンパ目的の車が集い、
凄いヤツになると、キャリアにボードをボルト止めしてたりする(^_^;
  
でも、当時の交通環境はなかなか野蛮で、
ストリートレースを挑むヤツや喧嘩上等のヤツ、
果ては暴走族が対向車線まで埋め尽くす爆走をするなど
海を目指すリアルサーファー達には生きにくい状況でもあった。
  
自分は、と言えば、スピードを求めるタイプだったけど、
車では競技をやってた事もあって、
ストリートレースを楽しむ蛮勇は無かった事を思い出す。
  
  

  
  
湘南の海は棲み分けがあって、
サーファーが集まる湾や、ウィンドサーファーが集まる湾、
遊泳できる浜や漁専門のエリアもある。
  
茶髪のワンレンで水色系のアイシャドーが、当時の湘南に集まる女子のファッション。
それが社会全体に広がるのに時間はかからなかったけど、
男子も同じ様な長髪で、綺麗に焼けている事がアピールポイントだった。
 
  
 「サーファーの彼女って、
  飽きもせずにずっと砂浜に居るよね?」
  
 「友達に聞いたら、幸せな時間なんだって」
  
 「へ〜
  彼氏が波乗ってるの見てるだけで?」
 
 「そういうカップルが多いから女同士で仲良くなって、
  浜でパーティー状態になっちゃう事もあるんだって。
  それで皆で彼氏の品評会やったり乗り方に茶々入れたりするんだって」
  
 「なるほどね」
  
 「助手席に乗ってるのに、似てるかもね」
  
  
若かったから彼女のサインに気付かなかったけど、
ネットもゲームも無かった時代には、車でカップルで動くだけでも刺激的で、
感情的にお腹いっぱいだったのは言うまでもない。
 
そして今日の湘南でも、
沖を見つめる女性の数は少なくなかった。
  
  

  
  
朝食を一日中楽しむ、
というスタイルが流行りだしたの何時の頃だろう。
  
自分の中で、それが明確に見えたのは
ビル・グレンジャーが初の海外出店となる七里ヶ浜Billsを
オープンした2008年かも知れない。
  
そんな中、
1974年からAll Day Breakfastをコンセプトに
営業をしてきたEggs’n Thingsが2010年に原宿に進出し、
その明確な経営方針が受け容れられるや、
1985年オープンのシナモンズレストランも、2013年に表参道に出店する。
 
七里ヶ浜ビルズの成功から、
ビルズもエッグスンシングスもシナモンズも横浜に進出。
 
パンケーキ熱の盛り上がりに朝食熱が加わって、
横浜ではローカル店も巻き込んでの朝食&パンケーキ戦争が勃発した。
  
 

  
 
海外のホテルで朝食を食べるとその豪華さに驚かされるけど、
アメリカンブレックファストと言われる暖かい料理が出るものは
玉子にしろ肉料理にしろ焼き方から指定するようなものだし、
イングリッシュブレックファストになれば、その品数の多さにさえ驚かされてしまう。
(イギリス料理の中で一番美味しいとさえ言われる)
  
観光で生きているハワイで、「朝食を一日中楽しむ」という発想をした
エッグスンシングスやシナモンズは、朝食の豪華さを大切に思ったのかも知れない。
  
そんな朝食メニューを食べてて思ったのは、
このブームを引っ張ってきたビルズの一号店に入ってない!
って事だった。
  
だったら行くよね?(^_^;
  
  

  
  
七里ヶ浜の駐車場の斜め前にあるビルズ七里ヶ浜は
朝7時から営業する人気店。
  
早朝に車で走ってきて、海を見ながら豪華な朝食をいただくのは
きっと楽しいと、以前から思っていた。
  
  

  
  
運良く、ベランダ席が空いて、
理想的な食事ができる事になったけど、
時刻は既に14時を回っている。
   
朝食メニューとして、人気のパリコッタチーズパンケーキや
スクランブルエッグをオーダーするのも良いけど、
目にとまったのは、この和牛チーズバーガー(2,020円)だった。
  
  

  
  
日本ではパンケーキやスクランブルエッグが人気だけど、
オーストラリアではこのバーガーが人気だと聞く。
  
自分としては、ハンバーガーは手づかみで食べたい派なんだけど、
ここでは紙袋が付いてこないので、ナイフ&フォークで食べる事にする。
  
それにしても、芸術的に溶けたチーズだよね(^o^)
  
   

  
  
あ・・・
ハンバーガーパティが美味い!
  
チーズは出しゃばらず、ソースも自己主張をしないのに、
実に見事にバランスされている。
  
こりゃ、どうしてもハンバーガースタイルで食べたくなったので、
エイヤッとばかりに少し切って食べちゃったパティ&バンズを
トップ側のズッキーニ&マヨネーズが乗ってるバンズにセット。
  
どれどれ・・・
  
お〜〜〜〜
これはかなり美味いよ?
  
ハーブマヨネーズとグリーンチリがアクセントになって、
それでいてやっぱり味のバランスが取れていて、
それぞれの個性が見事に合体した美味さになっていた。
 
これって、
今まで食べてきたハンバーガーの中でも抜群の部類(^_^)
  
ただ、ボリュームは抑えめ。
  
私にはジャストサイズだけど、
ガッツリ食べたい人には物足りない可能性が大。
  
なるほど、
この店がこんな海辺にあっても、
ウィークデイの午後でも、ほぼ満席な状態にあるワケだね。
  
  

  
  
時は流れて、湘南海岸も随分様相が変わったけど、
「美味しいハンバーガーを食べに行こうよ」って言葉一つで、
狙った彼女を連れてくる野郎も、いそうな気がしてならない。
  
しかもここは、江ノ電の七里ヶ浜駅からすぐの場所。
ビールやワインを楽しみたいなら、電車でデートも良いと思うんだけど(^_^;
  
  

  
  
 「酔っ払っちゃったんだけど、どうしてくれる?」
  
 「どうしたいの?」
  
 「もうちょい飲みたいんだけど・・・」
 
 「夕日見ながら温泉入る?」
  
 「え?」
  
 「ビアガーデンもあるから、ひとっ風呂浴びてからビールとか?」
  
  
江ノ島には、海が見えるスパ施設があって、
レンタル水着で大露天プールを楽しむ事もできるらしい。
  
良い時代になったものです。
  
  

 
   bills 七里ガ浜
    鎌倉市七里ガ浜1-1-1 WEEKEND HOUSE ALLEY 2F
    0467-39-2244
    月  / 7:00–17:00
(Last orders: food 4pm,drinks 4.30pm)

    火-日/ 7:00–21:00
(Last orders: food 8pm, drinks 8.30pm)
    朝食営業、ランチ営業、日曜営業
    不定休

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