- 2010-07-21 (水) 21:20
- 日記的雑感
実は、サマーパーティーでナイフを頂いた。
ペーパーナイフですよ(^_^)
・・と言われて見てみると・・・
これが実にツボを得た、素敵な物だった。
インテグラルと言われる、一枚の鋼材から作られたシンプルな構造だが、
その鋼材が、ナイフ用としては最適の部類に入るATS34。
この鋼材はロックウェル硬度が60〜61となる優れもので、
唯一の欠点はその硬度故に磨くのが難しい事。
154CMに比べれば楽だけど、ATS34を完全なミラーフィニッシュにするには
相当な労力が必要だし、しかも肌の美さが比例しないのだ。
ただ、美術品的扱いをすべきカスタムナイフでなければ、
切れ味の良さと腐食しにくい特徴は最適で、
ちょっと値の張るナイフにはよく使われていたりする。
個人的には440Cのミラーフィニッシュが一番好きな肌合いになるけど、
(ラブレスの154CMやATS34のミラーは別格)使うならATS34か
Vスチール(ハイス鋼)になってしまうのは、日常的に楽だから。
で、数あるナイフの中で一番多く携帯しているのはガーバーのFS2Vと
カウリXを使ったカスタム(ラブレスのニューヨークスペシャルタイプ)だが、
このナイフはそれらに比べて軽く、刃渡りは短くて携行性に優れる。
・・・と、書き出したら止まらないほどのナイフ好きな私には、
あまりにナイスな物だったのです。
ありがとうございますm(__)m
日常に使うポケットナイフとして、
かなり気に入っております。
特に、切れ味が(^_^)
※154CM アメリカ製 ジェットエンジンの軸受けにも使われた鋼材だが、
加工が難しい為あまり使われていない。
※ATS34 日本製(日立金属) 154CMより耐熱性・耐腐食性が高い。
※440C アメリカで開発 耐摩耗性と粘り強さが高く、刃持ちも良いが硬度は
154CMやATS34より低い。その分研ぎやすく加工しやすい。
※カウリX 日本製(大同特殊鋼) ロックウェル硬度は66~68と言われるほど
硬度が高いが、磨くと綺麗なミラーフィニッシュになる。
私が持っているナイフは、まだカウリという名前が付く前の物で、
焼き入れはサブゼロで行った。
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コメント:4
- PORFIDIO 10-07-21 (水) 22:03
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ATS34、イイですよね!(^^)
ATS34のミラーフィニッシュ、ドロップポイントのフルテーパードタングでヒルト付き。
ハンドルは、自分が仕留めた獲物のスタッグで。
いつかは、そんな自分のナイフをと考えています。
もっとも、いつ自分が獲物を仕留められるか判りませんが。。。(/_ _ )/ - 某若 10-07-22 (木) 0:10
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ATS34の綺麗なミラーは、ホント夢ですね。
すげぇ・・・と思ったのはラブレス位のものですけど、
日本のカスタムナイフメーカー(作家)でも頼めばやってくれたりします。
良いナイフは一生物。
実際に作ってみては如何ですか?(^_^; - 井上謙一 15-03-26 (木) 19:52
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今からは、日立金属製SLD-MAGICがはやりそうな雰囲気ですね。
- グリーンデジタル 23-06-03 (土) 13:03
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久保田邦親「新型工具鋼のグラファイト層間化合物による自己潤滑性能」日本鉄鋼協会 創形創質工学部会 第40回トライボロジーフォーラム研究会 「塑性加工用工具材料と表面改質の最近の動向」講演資料 2014 機械振興会館(東京)
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