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2014-03

56

1702Dc
 
 
毎年この日は生き延びてこられた事に感謝し、
新たに1年を過ごすにあたって
何か目標を呟く事が決まりになっている。
 
そう
今日私は
56歳となった。
 
 
何が変わったかと言えば、身体は酷使に耐えかねて適度に壊れた事ぐらいで、
感覚も気持ちも大して変化はしていなくて、
だから自分自身がその歳の持つ意味の理解に苦しんでいたりする。
 
そんな自分は今年は何をしようか?
と思っているのだけど、
去年宣言した「持続可能」は
公私ともに危うい状況のまま1年が経ってしまった事を
心苦しくも感じざるを得ない。 
 
と言うのは、
やっぱり思いは伝わりにくく、
疑心暗鬼という魔物の力は強すぎた、
という事らしい。
 
雇われの身とすればオーバー50ともなると、
定年後の地位獲得に必死になる傾向が強く出て、
私の行動は覇権を握る行為に見えてしまうのだろう。
 
で・・
ちょっと呆れ、
ちょっと残念で、
そして
「諦め」という気持ちが大きくなってしまった・・と。
 
 
では、今年は
どうしよう?
 
やはりテーマは「持続可能」だと
思っている。
 
できる事をできる立場で、
そしてその立場を失う時には
ちゃんと次に繋がっていくように仕掛けていくのは、
既に役目だと思っているから。
 
と同時に、
やっぱり「進化」を進めていきたいと
感じている。
 
衰えていくものは仕方ないけど
伸ばしていけるものもちゃんとあるから
自分しかできないものをもっともっと磨いていきたいと
思っている。
 
 
さて、この1年。
生き長らえて来年の今日に
「こうやって生きていこう」と書けるように
自分らしく歩んでいきたいと思う。

あきまへん

1726Dcm
 
 
いつもと違う場所に行くと
日常の中に埋もれた景色を見出す事ができる。
  
横浜に住んでいたら当たり前に感じる風景が
余所から来た人には魅力的に見えるのと同じように、
私には、その土地の日常に埋もれる風景が魅力的に見えてしまう。
 
だから、ふらっと出かけて写真を撮るのが面白くて、
そして風景を切り取る毎に、気持ちがフラットになっていくのが感じられる。

そしていつしか、
集中と開放を味わう独特な心境になれている事に、気付く。
 
そうだよね、
これが必要だったんだ。
  
 
1714Dc
 

1570Dcm

 
 
有り得ない所にドアがあって爆笑したり、
お手玉のような物が吊してあって風情があったりして
本当に飽きない。
 
予備カメラとレンズ2本、
最低限の着替えと諸々の道具に防寒着。
 
それらをバッグにくくりつけて
杖を頼りにガシガシ歩いた。
  
ただ、
京都はその景観を保全しつつもどんどん姿を変え、
特に観光地区はテーマパークのような雰囲気を見せてしまう。
 
そして呆れるほどの
観光客・・・
 
  

1594Dcm2

 
 
なんだろうね。
 
古き良き物を大事にするって事を
ちゃんと考えていないんだろうかね。
 
そう言えば横浜も、
古い物と新しい物が同居する独特の風情があったのに、
いつの間にか、ただの地方都市のようになって
一部の観光名所も、外見だけの保全。
 
これが今の、日本人のやり方なのかも知れないけど、
古い物を大事にする、というよりも、
伝統を重んじる考え方を大切にすべきと思うのは
僭越なんだろうかね。
 
そんな事を思いながら歩いた道は
さっきの観光客まみれの道よりも幾分か、
古都らしさが残ってて、ホッとできたのが嬉しかったな。
 
 

1638Dmc

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