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2008-10

BucketList

 

「あなたは、余命があと6ヶ月と宣告されたら、どうしますか?」

 

そんな問いをもとに作られたMovieを見たが、
久々に考えさせられた。

 

金のために生きてきた男と、
家族や仕事に対する責任などのしがらみのためだけに生きてきた男が、
死ぬ前にやっておきたい事を記したメモを元に
その実現に動く・・・というストーリー。

その中で2人は、自分の今までの人生を受け入れ、
そして残されたわずかな時間の中で
自分にとって何が大切か・・を見つめ、
悔いなく生きる意味を問う・・というテーマ。
そしてそこには「愛情」というキーワードが存在した。

 

人生の責任なんて、自分しかとれないもの。
人生に意味なんて、実は存在していないのだ。

何故なら人生は、主観的にしか体験できないモノであり、
自分の生き方が、社会において何らかの影響力を持っていたとしても、
他人は自分の思いとは違う捉え方しかできない事が多い。

そして人は、
自分と同じ思いを持てる人に対して、
自分と同じ感覚を持つ人に対して、
愛情に支えられた絆を持つのだろう。

ここのところ、
コイツはこんなヤツだったか・・・と思わされるような事が多くて、
自分の見識の無さを嘆き、お人好し加減に呆れるばかりだったが、
人生にとって大事なモノを見つめ直す・・というキッカケには、なった。

 

やりたい事は、やってみる。
自分に正直に生きる。

1度しかない人生を、
何故か備わってしまった生きるためのルールに従って、
可もなく不可もないモノにする・・・なんて馬鹿らしい。

そう解っていても、
どこかで最初から遠ざけている「モノ」は多数ある。

そしてそれから目を背けて生きている事も事実だったりするが、
その中で、やらないと悔いが残るモノをBucketListに記した方が良いようだ。

 

まずは・・・・

写真展だね(^_^;)

構えると上手くいかない

毎度の事で、慣れてしまっているけど、
予め準備をして、キッチリと狙った通りにする・・・という事は、
私の場合、仕事を除いて上手くいった事が殆ど無い。

 

今日は、
大桟橋から夕日を見ると富士山の頂上に日が落ちるという日らしく、
それを狙うために足を運んでいた。

呆れるほどのカメラマン達が既に撮影ポイントに陣取っていて、
その風景を見ただけで撮影する気分が失せていく。

だが、せっかくこの日を計算から割り出してくれた友人がいて、
彼の好意にエネルギーをもらっていたから、とにかく私もポイントを確保した。

しかし、霞んだような空気は富士山の姿を隠していて、
その時点で、今日の撮影が失敗だった事はわかってしまった。

 

まぁ・・・
こういう事には慣れていて、
自分でもこうなるようなイメージを持っていて、
だから驚く事も悲しくなる事もなかったし、
運が良ければ太陽が富士山の向こうに落ちる時に影を生むはずだから、
待つだけ待ってみる事にした。

で、日が落ちるまでの間、廻りを観察してみる・・・

携帯、コンパクトデジタルカメラ、デジタル一眼レフ、
フィルムを使う一眼レフや中判カメラまで、
とにかく様々なカメラが揃っていて、見ているだけでも面白い。
(一部に道具自慢の人も見受けられたが(^_^;)

大きな三脚を設置して、そこまで高くしなくても・・・
という位置にまでカメラを高くセッティングする人や複数のカメラを並べている人、
機材をたっぷり持っている人もいれば、小型のカメラで颯爽と撮る人もいて、
マンウォッチングとしても、かなり楽しめそうだ。

こんな時私は、
自分のポイントに道具を目立たないように置き、
座って待つ事にしている。

狙ったカットが撮れるのはほんの数秒で、その為の準備は既に完了しているから、
無駄にメモリーとバッテリーを使う必要は無いのだ。

 

と、今まで芝生やベンチでくつろいでいた人達が、
ワラワラと撮影ポイントに近づいて来る。

あ?
・・・・そうか

太陽が富士山の頂上辺りに、まさに沈もうとしているのだ。

おっと・・自分も撮らなくちゃ(^_^;)

 

あ?
あ・・・・

・・・・・・・

 

ちょっと位置が違った(・_・、)

やっぱりなぁ・・・

 

期待すると裏切られる人生なので、いつの間にか期待する事をしなくなっているけど、
今日もまた、私らしい1日となってしまったようだ・・・ね(/–)/

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