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2013-07

いつからか
「欲」が生まれる原因は「知らない事への不安」ではないか?
と思うようになった。
 
自分は「何でも知りたい」と思う性格で、
小学生の頃は「誰よりも物を知っている」のが
他人に対して持てるアドバンテージだと信じていたし
何より「知らない事が許せない」という観念さえ持っていたと
記憶している。
 
しかし、その積み重ねた「知識」は、
実践を伴わないと所詮は「情報」に過ぎない・・と
思い知らされる毎日を過ごした、中学時代。
 
人間関係においては
「経験の伴わない知識」なんて役に立たないと
想像もできないほど、自分は頭でっかちでもあったようだ。
 
だからなのか、元々の性格か、
あらゆる事を経験した事を「知識」として蓄えたくなり
「できる事は何でもやってみよう」な生き方を選ぶ事になる。
 
そして
「知らない」という事が余計に不安を呼ぶ・・と(^_^;
  

な〜んて事を、つらつら考えるのは、
「欲」にまみれた人達を見て呆れたり、
「自己愛」に振りまわされる人達に呆れたりする
毎日が続いているから、に他ならない。
 
何故そこまで、その「欲」に振りまわされるの?
 
って言っても自己愛の強い人には通じないだろうけど
逆によくぞそこまで「欲」を持っていられるね?って
思ったりもする。
(それは視点を変える事で対処できてるけど)
 
 
私の「欲」は、私にしかわからない。
正直言って、
欲が満たされても幸せかどうか、わからない。
 
だけど様々な欲に力をもらって生きてきたら、
経験はやがて過去の物となって「記憶」に変化し
日々新たな経験をしても「記憶」とのギャップに戸惑うようになり、
経験を求める「欲」その物がいつの間にか姿を消していた、と。
  
 
4495D
 
 
もう、無いよね?
って思っていた事が
この7月には何回か起きた。
 
そしてそれが
新たな「欲」に育つのなら
それはそれで楽しい事だと思う。
 
 
知らない事が山ほどあるけど
充分に知って経験して生きてきたと決めつけるのは
まだまだ早いのかも知れない。
 
できないと思い込むのも
単なる「言い訳」なのかも知れない。
 
この風景が撮りたい・・と石垣島まで飛んでいったような情熱は
今の自分には無いと決めつけているのも、自分自身。

ならば、新たに動く事で見える「何か」を
欲を満たす行為とは違う次元の「楽しさ」を
今一度、探してみるべきなのかも知れないね。

私的情報に負けるマスコミ

最近、恐いなと思う事。
それはPush型の情報社会。
 
しかしそのPush型情報は決して新しくない。
 
新聞、ラジオ、テレビなどは
まさにそのPush型情報発信に他ならないからだ。
 
しかしその威力の凄まじさを知っているのは、それらを活用してきた国家。
 
意図を持って行う情報発信は大衆の感情を操作する事ができるからで
戦争等に積極的に使われている事は史実が証明している。
 
 
4498D
 
 
情報コンテンツを作ってきた側の人間として
常に心がけるのは公平性。
 
「演出」という名の傲慢な切り口は、
裏取りによる事実確認で許諾を得て
伝えるべき情報の表現で色づけされてやっと、
その何割かが見た人に残っていく。
 
だからこそ、コンテンツを作る時は
慎重に真摯に作る「クセ」が自ずとついていくものなのだ。
 
ただ、そういう基本的な経験を積み重ねたベテラン達は高コスト故に現場を追われ、
高い点数(視聴率?)が取れれば何でも良い
と考える利己主義(もしくは配慮に欠けた)な人が現場を仕切りだしてから
正直、マスコミは自身の価値を下げてしまったように見えてならない。
 
そして、
芸人やゲイが勝手に喋る番組が粗製濫造によって淘汰され
「事実は小説よりも奇なり」を利用する
ドキュメンタリータッチなプログラムが増えてきた・・と。
 
要するに「面白い」という事を理解できない人達がプログラムを作っていて、
マスコミの存在そのものが「暴力的」なものだと理解できていないのだろうね。
 
魅力を失ったマスコミは
裏付けも甘く事実誤認も多い「私的な情報」に負けて
急速に価値を下げていく。
 
無規制に発信される「私的情報」は
偏向したり毒があるからこそ魅力的だが、
その分、誰かを傷つける可能性も大きくて、
だから始末に悪い。
 
 

9130D

 
 
今回の参院選。
 
SNSを積極的に使った共産党は議席を微増し、
維新は案の定な結果となり、
一番活用しなかった自民党は大勝した。
 
この事実は
それでもまだ、SNSに対する不信感を感じる人達が
投票した人達の中では多かったという事なのかも知れないが。
(年齢層の問題もあるけどね)
 

 
街を歩けば、
スマホに夢中な歩行者がぶつかってくる時代だ。

ユーザーは、
Pushされた情報に反応しないとリレーションが失われる
と感じさせられていて、どこでもスマホ・・な状況になっている。
 
マスコミに利用価値が見出せ無ければ
国家はSNSに手を出すと予測できるけど
実際のところは、どうなんだろうね。

steelo

7019D
 
 
今年の夏は
去年にも増して暑いらしい。
 
ちょっと気を抜くと
動く事を避けてしまうクセがついて
いや、もうちょっと正直に言えば
週末は身体のコンディッションを整える必要もあって
出不精(デブ症ではない)になりがち。
 
でも今年も
8月にはまた、天領へ出かける予定だ。
 
去年味わった空気を
もう少しリアルに定着させたい。
そしてもうちょっと
違う角度で切り取ってみたいと
思っているからだ。
 
80を超えてさらに
アクティブになる親を見ていると
若い自分が動けないとは言えなくなる。
 
9月や10月にも
スクランブル的に動く事を考えつつ
何が必要かを見直している。
 
5年後、10年後の自分のために必要なモノを
そろそろ準備しておかないといけない。
 
自分の生き方を
自分のできる範囲で
自分らしく
納得できるように。
 
 
2034cu
 
 
梅雨明けの空に
もう入道雲。
 
そこには彼の地に向かう
銀の翼が見えた。
 
そう言えば最近
飛行機に乗ってないなぁ・・・(^_^;

I’m doing me.

実際にどう動けるか・・が
結果的に評価を得る。
 
これだけの情報社会では
言う(書く?)事は誰にでもできて
匿名ならさらにそれに無礼が加速剤として追加されて
聞く(読む?)だけでも心痛くなる事が増えているように、思う。
 
だから基本は、「不言実行」。
 
せめて「有言実行」でありたいと思うけど、
動く事はなかなか難しいとも、感じている。
 
でも
動くために「それを口にする」というのは
自分にとっては常套手段。
 
「やる」って言っちまったからしょうがね〜な、
と自分の尻を叩かないと動けないほど
色々な意味でモチベーションが下がる毎日だから、
やりたい事をやる事、それが大事なんだと感じるのも事実。
 
そして、日々腹が立つ事に対する怒りを
別の方向へのキッカケにしてしまう術も身についてきた。
 
「デブ」と、お前に言われたくないって人間から言われれば
言えないように絞ってやる・・という風に(^_^;
 
でもそういう動きを重ねたら
ひょっとしたら飲み続けろといわれている薬も必要ない?
と思うくらいに健康体にシフトしてしまったと(爆)
 
 
8537DxOFP
 
 
自ら決めた事を自ら破ってしまう人や
所属する組織や職位をかざして居丈高になる人、
小手先の嘘を並べてでも保身に走る人ばかり見ていると
勝手にどうぞと言いたくなる。
 
一度腹をくくってしまうと
何時でも今やっているものを投げ捨てる覚悟は整っているから
冷ややかに客観視できたりする。
 
しかも、持て余す程の様々な欲望は
長い時間の中で積んだ経験によって見えた答えによって
消えていくモノらしい。
 
実際の行動によって得た事は
過多な情報では決して得られない物だったし
そうやって得た何かは自分の基礎に塗り込められていく物だし
そうやってできた自分の中の確固たる位置は
もうブレる事は無いと信じるに値する。
 
 
面白いものだね。
 
動いて得る何かを
噛みしめつつ次へ向かう事は。
 
人を撮りつつ、街も撮りつつ、
異邦人な視点を磨く事は。
 
 
次は何処へ向かおうか。
そこで何を見つけようか。
 
そんな事を考えるのは
もう、今の位置に魅力が無いって
事なのかも知れないけどね。 

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