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2008-02-05

必然なのか

 数字とは実に冷酷な物で、

 その向こう側に潜む誰かの何かがキッチリと出てしまう。

 

 いい加減な人間が扱えばいい加減に、

 狡い事を考える人間が扱えば、ちゃんとその印を見せて、

 間抜けな人間が扱えば思いっきり解りやすく姿を変える。

 

 そんな事はわかっていたのだけど、

 キッチリとした数字を組み直してから手をつけた、

 書類との整合性確認作業をしていて、

 あまりの荒れ方に怒りを通り越して笑いが生まれ、

 そしてこのいい加減さがある意味必要だった時代がそこにあった・・と

 呆れつつも理解したていたりする。

 

 私が今の仕事に就く意味は、この検証と

 そして、少なくとも数字の上での整合性と筋を

 キッチリ一本通す・・・という事にある事が、

 嫌でも見えてきた。

 

 

 経理という物は、極端な話、

 幾ら金が入って幾ら出て、財布の中に金が残っているかどうか・・・

 だけの事なのだ。

 

 その財布に残る金の中から税金という物を取り立てる官吏がいて、

 きっちり取り上げられるように様々な規則を作っているわけで、

 その規則に則る事がまず基本だ・・・という事は、

 普通の人なら想像できると思うのだが、実はそうでもないから困るのだ。

 

 いずれにしろ、猫の首に鈴をつける役が回ってきたらしい。

 

 そしてそれをやるために準備をしている私は、

 またもや火種を抱えて火薬庫に飛び込まなくていけないのだろう。

 

 しんどい事です。

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