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2008-02-19

想像力

 相手の立場に立って物を考える・・・

 という事ができない人がいる。

 

 いや、増えていると言ってもいい。

 

 何故だろう・・と考えていて、

 気付く事がある。

 

 想像力は経験の記憶と客観視できる能力によって培われるから、

 何でもイージーに疑似体験できる現代は、

 実際に肌で感じる経験値が低い人が多くて、

 しかも自己とある意味消し去った上で物事を見る「客観視」という

 特殊な物の見方をする訓練も、あまりされていないのかも・・・

 と思うのだ。

 

 できない人に「やれ」というのは酷ではあるが、

 最初から想像力が豊かな人であっても、

 それを仕事に使おうとする限りは、

 やはり仕事にその能力を生かすための「努力」が必要となる。

 

 演出という仕事は、とくにドラマや芝居など、

 架空の誰かを作り上げる仕事となると、

 その想像力を豊に持った上で、さらに架空の人間になりきる才能が

 必要となってくるわけだ。

 

 何かを表現する時は、

 必ず表現する人の姿がソコに見える。

 

 だからその表現を使って他人になりきる事は、

 恐ろしく難しい。

 

 自分を消し去る事がスタートとなる「演」は

 それでも自分が消える事の無い表現の世界を十二分に使いながら

 見る人達へ伝わる何かを確実に投げなくてはいけない行為だから・・・

 

 

 いや、難しい論文を書こう・・というワケじゃない。

 

 日々数字を見ていても、

 そこから見えてしまう様々なモノがあって、

 その事をつらつらと考えていただけ(^_^;)

 

 でも、見えてしまう・・・という事が、

 ひょっとしたら「能力」なのか?

 と思ったら、私がやらなくちゃいけない理由が

 少しだけ見えた気分になった。

 

 しかし・・・

 今年の決算は・・・・なぁ・・・(/–)/

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