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2008-01

求人

 人材を確保するために、求人をする・・・

 というのは当たり前の事。

 

 だが、ぎりぎりの経営をしている会社は、

 安価に安定した人材を派遣会社から送ってもらって

 どうにか頑張っているのが、普通になってきたように思う。

 

 だが、そのやり方は、

 実は大きな落とし穴がある。

 

 会社が求めるのは多様な能力である事が多く、

 派遣社員は限定した能力を売りにしているのが普通だから、

 需要と供給にバランスが取れない結果を招きやすいのだ。

 

 

 最近の若者を見ていて感じる事は、

 自分の興味が尽きた時点で簡単に職を換える・・・という事。

 

 若者の人口が少ない分、就職先は多くあって困らない・・という現実もあり、

 どこでも雇ってくれる年齢&学歴があれば、

 「やりたい事は何でもやってみよう」という考えが生まれるのも当然だろう。

 

 そして、

 一つの企業で定年まで働こうという気持ちも、

 実はそんなに強く持っていなくて、

 やりたい職場から異動させられる時に退職する事も

 言わば当然のなりゆき・・・と考えているようだ。

 

 ところが企業は、

 まだそんな若者達の精神構造を理解できていない。

 

 安い労働力は派遣で賄い、

 「その人間がやがて会社を支えていく」と考えられる社員は、

 コストをかけて教育するスタイルを固持している。

 

 そこには、人間関係や感情問題もあって、

 会社の仲間=家族というような古い考えもあって、

 個人のパフォーマンスは最大限利用しても、

 そのプラスαにはサラリーの増額はしない体質も残っている。

 

 でも、若者達にとっては、

 その家族的な付き合いも能力に対する報酬のいい加減さも、

 容認できる事ではないのだ。

 

 何でも揃っている時代に生まれ育ち、

 成績(結果)=順位という価値判断に従い、

 報酬額=成績と見る考え方も、間違いなくある。

 

 だから、

 ある程度仕事ができるようになった時点で、

 職場でできたキャリアや人間関係も全部捨てて、

 新しい職に就く事は普通に行えるのだろう。

 

 

 ここ数年、自分の子供世代のアシスタントを何人か使ってきたが、

 ある時から、ドライに接する事を覚えた

でまかせ


 長く生きてくると、

 口先でごまかす事をしなくなる。

 

 と言うか、すぐバレるような嘘は、

 恥としてカテゴライズされ、

 自分というブランドを傷つける事として、

 しなくなる。

 

 ところが、

 すぐバレるようなでまかせを言う大人が多くていけない。

 

 さすがに長く人間をやってくると、

 知らない事を恥とも思わなくなるし、

 失敗したら「ごめん」と言う事も平気になるから、

 同じような年齢の人間が、平気で「すぐバレる嘘」をつくと、

 ある意味哀れにさえ見えてくるものだ。

 

 今日は図らずも、

 わかってはいたが確認したくないそんな「すぐバレる嘘」を、

 「でまかせ」だったと認識しなくてはいけない事があった。

 

 しかしその「でまかせ」は、

 結果的に多くの人の不利益につながる事になっていて、

 「大きな嘘」をついていた事になっている。

 

 その問題を「でまかせ」で封印した人間は、

 その重みをどう考えるのか・・・・理解に苦しむ。

 

 いずれにしろ、

 その確認はなされてしまった。

 

 そしてその重みは、

 責任者がどう受け止め、

 どう決着するか・・・

 

 それはいずれ、

 ちゃんとした答えとなって、

 本人に戻るだろう。

 

 

 人間だから間違いはある。

 

 大事なのは、

 間違いを認め、速やかに訂正する事。

 

 自分だけの問題であれば、

 自分が困るだけの事で大きな問題にはならないし、

 自分で責任を取れる事だから良いが、

 他人を巻き込む問題は、特にスピードが大切だ。

 

 潔く間違いを認めすぐ対処する事で、

 問題は大きくならず、その人間の信頼もある程度保てる。

 

 

 そんな当たり前な事が、

 できない大人が多すぎるのは、

 如何なものだろうね

とろろブーム

 それは先日の事。

 

 

 「なんかさ・・さっぱりした物が食べたいんだよね」

 

 「蕎麦とか?」

 

 「蕎麦は最近食い過ぎだから・・・

  あ、そうだ、あそこ行かない?」

 

 

 「紋亭」

  横浜市中区太田町1-11-3

  045-201-6168

 

 この店は、日本酒を飲む店として

 この界隈ではそこそこ知れ渡っているが、

 ごく普通の飲み屋・・といったところ。

 

 ただ、昼には「せいろ飯」という炊き込みご飯的な物があって、

 脂っこい料理に飽きた頃、ふらっと寄る店の1つだ。

 

 

 「雑煮・・・にしようかな」

 

 「せいろ飯じゃない物にしようかな・・・」

 

 

 せいろ飯がそもそも珍しいのに、

 同僚ともども、違う物に食指が向くのは、既に常連だからか。

 

 雑煮は、小さい鉄鍋に餅2つとたっぷり野菜が入った物で、

 澄んだ汁と味噌汁の2つがあるが、小鉢3つとおにぎり1つがつく、

 それなりにしっかりとした一品だ。

 

 そして私が選んだのは「とろろ飯」。

 

 これは所謂「とろろ」とご飯のセットで、

 同じく小鉢(野菜の煮物や漬け物、ひじきなど)が3つついて、

 ヘルシーな一品と言っていい。

 

 どっちも850円という平均的なコストだから、

 まぁ、ランチとしては良いと思う。

 

 で・・・・

 

 丼飯にたっぷりのとろろをかけて、

 ずるずる・・・と頂いたのが、運のつき。

 

 今まで感じた事がなかったのだが、

 この「とろろ芋」が私の身体にある変化を起こしたようだ。

 

 

 そもそもとろろ芋は、

 消化不良や慢性下痢、咳や頻尿、夜尿症に加え糖尿病や性機能障害、

 はたまた神経衰弱にも効く・・と言われる漢方薬として用いられた野菜で、

 実際、食欲が無い時にはずるずるっと頂く物だったのだが、

 この日の翌日になって、何故か身体の調子が良い事に気がついた。

 

寒かった

 難しいオーダーを受けて、

 鎌倉にスチール撮りに出かけた。

 

 こんな事なら昨日来ればよかった・・・と思う位、空は曇り、

 気温は、手袋無しではいられないほど低い。

 

 そして、当たり前な事にアシスタントはいないから、

 機材も1人で担ぎ、求められる画を収めるために不案内な場所をうろうろした。

 

 それにしても、観光客の多い事。

 

 欲しい構図に絶え間なく人が入り込み、

 それが切れるのを待って1時間立ちつくしても徒労に終わる。

 

 仕方なく理想は捨てて、とにかくオーダーされた構図だけ切り取ると

 小町通に向かった。

 

 うわ・・・なんじゃこりゃぁ?

 と叫びたくなるほど、人がいる。

 

 鎌倉の小町通は観光客がひしめく場所、とは知っていたが、

 それにしても人が多すぎで、撮影の為に立ち止まるとしても

 難しいくらい・・・なのだ。

 

 そんな中で目を引くのは、晴れ着の女性達。

 

 そうか・・・

 今日は成人式だったね(^_^)

 

 昔は、晴れ着の若者を見ると、何だか子供っぽく見えて仕方なかったが、

 今日は、その着物があまりに艶やかで、眩しく見えるのが不思議だ。

 

 多分デザインの関係もあるのだろうけど、

 惚れ惚れするような着物を着ている娘達が多くて、

 自分に娘が居たら、着せてやりたくなるんだろうな・・・と思ったりもする。

 

 それにしても寒い。

 

 革パンとダウンで防寒したのに、

 それでも寒気がするほど、今日の風は冷たい。

 

 こんな日は、熱燗と鴨南蛮でも頂きたい・・・と蕎麦屋を覗いたら、

 クソ高い鎌倉の蕎麦屋はどこも行列で座れそうにもない。

 

 

 ま・・・

 そんなもんです。

 

 いいんです、今日は仕事で来たんですから(/–)/

買い物依存症

 朝から、気分が悪かった。

 

 どんよりとした空には、

 何かが現れそうな重い雲。

 

 それを窓から見上げた時、

 今日のスチールロケは中止・・・と、

 心の中で呟いた。

 

 そうなれば、

 少し寝込む・・に限る(^_^;)

 

 で、ゆっくりと昼まで微睡んで、

 それから日常作業を始め・・・・

 

 あぁ、そうか。

 こうやって徹夜をしない週末を迎えるのは、

 本来は当たり前の事なんだよな・・・と苦笑い。

 

 数字を追う仕事は、連続して行うと言葉を失うので、

 どっかで切り上げて気分転換をし、また続きを行う事が必要だ。

 

 

 で、今日は、気分転換に買い物に出かける。

 

 もう10年以上も前に買ったスーツ用の靴が、

 再三の補修に耐えきれず、昇天していたのだ。

 

 本来ならオーダーしたいところだが、

 そんな時間的余裕も金銭的余裕も無いので、

 まずは久々にリーガルの靴にする。

 

 試着して気に入ったのは、ウィングチップの黒。

 

 木型が私に合うのか履いていて楽な事と、

 折れて変形した左足の甲にも触らない事が決め手となった。

 

 そして数年ぶりに、ネクタイも買う(^_^;)

 

 まぁこれは、半分冷やかしで入った店で、

 今まであまり持ってない色があったから衝動買い・・になっただけの事なのだが、

 こんな他愛のない時間が、結構嬉しかったりもする。

 

 自分で稼いで、自分の欲しい物を買う。

 その喜び以上に、店員の態度や店舗の環境が気持ち良かったりすると、

 その買い物に費やす時間は、癒しの効果もあるように感じる。

 

 そうか・・・

 もしかしたらこうやって買い物依存症になるのかも知れない・・・

 

 ストレスを買い物で発散する人の気分が、

 少しだけわかったような気がして・・・・

 

 気分が悪い日、買い物に行くのはやめよう

 と、心に誓ったのは言うまでもない(/–)/

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