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2008-01-05

声に出して伝えないと?

 「声に出して伝えないと伝わらない」

 というテーマのテレビドラマがあった。

 (フジテレビ:ヤングシナリオ大賞作品〜今日は渋谷で6時) 

 

 そうだね・・と思いつつ、

 違うね・・・とも思う。

 

 気持ちを伝えるのは「言葉」だけじゃないし、

 「言葉」ほど主観的で意味が受け取る人によって変化するものも無い・・・

 と思うからだ。

 

 

 想いを伝えるには、

 自分より相手が大事だ、と思えるくらい

 自分の殻を捨て去って相手の立場に立って、

 誠心誠意、伝える必要がある。

 

 何処かに「自分の為」と思う気持ちがあったら、

 正直な「想い」もどこか嘘臭くなるだけで、

 実際、その想いは軽いモノだと言っていい。

 

 何処かに自分の対面を保つ「逃げ」があったら、

 そもそもその「想い」が嘘臭い。

 

 結局、声に出す事よりも、

 揺るがない正直な行動があって、

 その行動の意味がある程度相手に認められて初めて

 主観的な言葉が意味を持って、しかもそれなりの重さを持って

 相手に届くのではないだろうか?

 

 

 恋に陥った人は、その経験が浅ければ浅いほど、

 自己中心的な思いや「恋愛する自分に恋する事」に酔っている場合が多い。

 

 だから若者の恋は、自己の殻を破るための行動から始まり、

 お互いの気持ちを理解する・・というプロセスを学ぶ時間を共有するのだろう。

 

 そういう意味で、最初のキッカケとして

 「声を出さないと伝わらない」は有りなのだろう。

 

 

 誰かの為に何かをしたかったら、

 黙って独りで動く事。

 

 誰かの気持ちを理解したかったら、

 まずは自分を捨て去る事。

 

 何も言葉にしないでも伝わらない程度の想いなんて、

 所詮は一時的で利己的な考えでしかない・・と思う。

 

 

 そんな事を、テレビドラマを見て感じる夜、

 自分の中に薄れてしまっている「青さ」に眩しさを感じたのは、何故?・・・

 なんだろうね(^_^;)

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