Home > アーカイブ > 2008-01-11

2008-01-11

そんな日

 制作を担当している連中と飲んでいた。

 

 様々な話が飛び交う中、

 良いモノを作るためには?

 というような展開があった。

 

 良いモノって・・・

 

 誰もがそれを見て良いと思うモノの事?

 

 そんな当たり前な答えじゃなくて、

 もっと具体的に・・・

 と話が進んでいく。

 

 で、感じたのは、

 過去、こういった話ができるチャンスは、

 あんまり無かった、という事。

 

 それはひょっとしたら、

 立場が近かったからかも知れないが、

 自分こそが一番良いモノを作れる唯一の人間だ、と、信じて、

 他人の意見等受け入れる度量も経験も無かったから?

 なのかも知れない。

 

 私が彼らに望んだ事は

 「どんなに良い演出をしても

  どんなに良い本を作り上げても、

  たった1カット、

  たった1つの音で、

  持って行かれてしまう事がある・・・

  という事に気付いて欲しい」

 という事。

 

 当たり前のような事でいながら、

 その力を本や演出で凌駕している・・・と無意識に思っている演出は多く、

 その自信過剰、もしくは鈍感さは、結果的に力不足と見られる現実に繋がる。

 

 でも、

 こんな話が、彼らとできた事が嬉しい。

 

 今日は、

 そんな言葉が出る日だったようだ、ね(^_^)

Home > アーカイブ > 2008-01-11

検索
フィード
メタ情報

Return to page top