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2007-12

これも?

 少し制作系の仕事をしていたから、

 思いっきり遅れてしまった数字系の仕事を進める。

 

 あ・・っと、やっぱり、頭の中が混乱を始めた。

 数字の回路に電源が入り、言葉の回路は休止する。

 

 そして、数字しか見えない位の集中が始まり、

 時間の流れを忘れるような状態になる。

 

 これはこれで、苦手ではない・・らしい。

 計画的に仕事を進める事が、ちょっとだけ楽しくなっていたりする。

 

 あ・・・

 これも、ワーカホリック・・か(/–)/

競争意識

 車が走ってない直線道路。

 

 その交差点で信号待ちをしていると、

 横にVmaxが並ぶ。

 

 こっちは所詮500だ。

 しかも高速が延びるようにスプロケを変更しているから、

 間違いなくスタートダッシュでは大人対幼稚園児だ。

 

 でも、ふっと前に出たい欲望に駆られる。

 

 公道で、たまたま居合わせた2台。

 先にどこかのゴールに入れば、素敵な商品が待っている・・・

 なんて事は無く、運が悪ければ事故を起こしたり取締りにあうだけの事。

 

 なのに、つい・・・・かましたくなるが、

 普通にクラッチをつなぎ、そして普通に100マイルまで引っ張る、

 いつものスタイルでいく事にする。

 

 

 若い頃は、100%全開するシチュエーションではあったが、

 いつからか、無用な競争をする事はなくなった。

 

 ワインディングでは30分も頑張れば、

 普通のライダーは緊張感に負けて消えるし、

 高速でも100マイル巡航でスラロームすれば、

 5分もしないで追走車は消える。

 

 根性リミッターの設定の違いが、

 意味のないスペック競争を凌駕するわけだ。

 

 ただ、競争意識は個々の能力を向上させるには有効で、

 内に秘めて競争意識をエネルギーに換えるのが

 「大人の生き方」と言っていい。

 

 そして解りやすい競争意識を剥き出しにするのは、

 半世紀を生きてきた人間としては、美意識にもひっかかるから、

 つい・・・と思う度に恥ずかしくなってくるのも事実。

 

 だから、マイペースを守る・・・

 という形に帰着できるのだろう。

 

 

 競争していいのは、技術や能力向上のための物。

 もっとはっきり言えば、自分に向けてその意識を持つべきで、

 誰かを相手取って競争しよう・・・と思うのは、恥ずべき事だ。

 

 特に「持ち物」とか「位」とかの、

 わかりやすい形を張り合う対象にするのは卑しいし、

 何かを奪い合う・・という事になったらもう・・・・(/–)/

 

 そんなどうでも良い事を考えながら走り抜ける道は、

 やっと訪れた冬らしい風と駆け抜ける、美しい道だった。

CHRISTMAS

 この日は大好きな人と一緒に過ごす・・・と

 恋い焦がれた人に、とびっきりの笑顔で告げられて、

 自分は何故、こんなにも価値の無い人間なんだろう・・と悲しんだ夜、

 何時だって一人きりで生きてきたんだ・・・

 ほんの少しだけ寂しくて、誰かにわかって欲しかっただけなんだ・・・と、

 吹きすさぶ横浜港の風に言い訳してた事を、昨日のように思い出す。

 

 特別な日だから何かをする・・のではなく、

 いつでも、大好きな人のために何かをしたくて、

 空想の世界に惑わされた人々を尻目に、

 自分流のクリスマスナイトをやり過ごす。

 

 だから毎年、当たり前に仕事が忙しくて、

 世間がクリスマスだと喚いても、

 そんなの関係ない・・・と笑い飛ばすのが決まり。

 

 それでもほんの少しだけ、

 世間並みの馬鹿騒ぎをしてみたい・・と思うのは、

 きっとそんな経験をちゃんとしていないからだろう。

 

 今日が特別だから、何かをしよう・・ではなくて、

 何時でも君は特別だから、

 何時でも大切に思っているよ・・と伝えたい。

 

 人と人との付き合いに、

 「祭りの後」なんて必要ないからね。

変わらない

 キャンドルが点る公園を、

 カップル達が行き来している。

 

 私は、その風景を

 切り取っている。

 

 ほんの少しの間、

 仕事の合間を縫って訪れた山下公園は、

 みなとみらいよりはマシ・・とは言え、

 やっぱり人混みが激しかった。

 

 山の上のミッションスクールは、

 クリスチャンでもない人々が騒ぐ事を良しとせず、

 イブの夜はミサに出ろ・・と言っていた事を思い出す。

 

 今年の冬はまだ本番では無いようで、

 手袋をしなくてもシャッターを押す指は凍えない。

 

 だから余計に、クリスマスイブだ・・・

 という実感がわかないようだ。

 

 もう・・年の瀬。

 2007年が終わる。

 

 子供の頃、2000年という時代を想像するのは難しかったが、

 思ったより変わってなくて、想像以上に変わっていて、

 そしてまだ・・・生き長らえている事にも、驚いている。

 

 

 今年は、穏やかな年だった。

 

 感情の起伏が少なく、

 何かに大きく動かされる事も無く、

 だけど譲らないところはしっかりと持って、

 そして、譲れるところは思いっきり譲って・・・

 

 気がついたら、また・・・

 管理主体の仕事に戻っていた。

 

 でも、こうやって、

 今の空気を切り取る事だけは、続いている。

 

 

 変わらない事。

 変えない事。

 変われない事、

 変わらなかった事。

 

 そう・・・

 本物は、やっぱり本物で、

 何も揺るがずに、本物として存在している。

 

 自分にとっての本物は、

 やっぱり本物としてちゃんと存在している。

 

 綺麗に象られた、不思議な空間の中に居ても、

 何も無い、ごく普通の当たり前の町角に居ても、

 大切に思うものは、何もかわらない。

 

 

 イベントを楽しんだ人達は、

 やがて「祭りの終わり」を迎えるだろう。

 

 その時彼らが、喪失感を持つのなら、

 それは祭りが楽しかった証拠であり、

 何も残さずに遊んだ事の証明でもある。

 

 今年一年を振り返ると・・・?

 

 不思議と

 喪失感を持たないで、やれてきた。

 

 それはきっと・・・

 幸せな事なんだろうね(^_^)

 

 そんな事を思いながらシャッター切ると、

 そこには、幸せの形が焼き付いていた。

イブ・イブ

 世間では、

 クリスマスイブのイブ。

 

 つまり今日は、バカバカしいイベントの前夜にあたり、

 既にバカバカしい消費に走っている人が多いのだろう・・・(^_^;)

 

 どこのホテルも今日・明日はいっぱいで、

 レストランも予約いっぱいで・・・という話を若手から聞くだけでも、

 その狂乱ぶりがわかるというもの。

 

 で、

 いつから、クリスマスはカップルのイベントになってしまったのだ?

 と、素朴に考えてみた。

 

 クリスマスなんて特に何もしない・・という時代から、

 若者が集まってクリスマスにかこつけて飲み会をするような時代を経て、

 女を落とすのにクリスマスは外せない・・という妙な風潮が出来上がった時代が

 あって・・・今に至っている。

 

 そう・・・

 家族から友人、そしてカップルへ・・と主役はシフトしていったのだが、

 その「クリスマスはカップルで」という感じになったのは

 間違いなく、バブルが膨れあがっていた時代から、だと思う。

 

 でもそれは、

 所詮、オンステージ中に恋愛予備軍&恋愛中でいる人達の問題であって、

 家族持ちやカップル確定組にとっては、クリスマスの馬鹿騒ぎなんて

 アホらしくて付き合いきれない・・・というのが、本音ではないだろうか。

 

 今年も横浜は、クリスマスに踊らされた人達で溢れかえり、

 道を歩くのも疲れるような状態だ。

 

 そしてその人数を見るにつけ、

 どこが不景気なんだ?

 と言いたくなったりする。

 

 横浜のホテルを予約して、

 シャンパンを開けて、スペシャルに高い飯を食って、

 本当に必要なの?と聞きたくなるようなプレゼントを交換して・・・

 

 まぁ、何でもない時にプレゼントの交換なんてしにくいから、

 好きな人に堂々とプレゼントができるってのは、

 発展途上カップルにとって必要悪なのかも知れない。

 

 そして、ステディや家族がいる人は、

 一年を締めくくるお歳暮代わりに、お互いでプレゼントしあう

 お年玉前哨戦・・としては価値があるのだろう。

 

 でも・・・

 その日にプレゼント交換するって事に拘ると

 無駄な金をばらまくだけの事。

 

 いいじゃん・・

 クリスマスプレゼントっていう事で、

 日程を固定しないで楽しめば?・・・って思ってしまうのだ。

 

 ま・・・

 オヤジのぼやきでしかないんだけど・・・ね(/–)/

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