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2008-08

Renaissance

1998年の原酒が10年の時間を経てTENに向かう道筋を、
6年・8年・9年とスペシャルシリーズとしてリリースしてきたアドベッグ。
 
そしてその集大成として10年熟成のカスクストレングスをリリースし、
このシリーズを完結する・・とアドベッグから連絡が来たのは、
もう3ヶ月も前の事だった。
 
9年のAlmostThereはある意味、これでシリーズ完結でいいのでは?
と思うほどバランスが取れ、6年のVeryYoungが時間によってここまで熟成
するのか・・・と思うほどの変化を楽しめる。
新生アドベッグの象徴的味わいを楽しめるカスクストレングスだと思った。
 
で、それがTENになったらこうだよ・・・というのがルネッサンスなら、
定番品のTENのカスク物として味わえる、と考えれば良いのだろうか?
 
 
まぁ、頭で考えても解らない。
酒は飲んでみないとね・・・・(^_^;)
という事で、例によって飲み比べをしてみた。
 
AlmostThere vs Renaissance
 
どちらもカスクストレングスだから、度数は 55.9% vs 54.1% となる。
 
 
口開けは穏やかで、トップノートにはあまり刺激的な香りが無い。
一嘗めしてみると・・・・
 
うわっ・・・凄ぇ
 
アドベッグらしい味わいが濃厚で、ピーティー・スモーキー・スウィート・・・
という味わいが実にバランス良く整っている。
 
でもコレってそっくり?と思って9年を飲むと、笑った。
 
ブラインドで飲んだら、比べて飲まない限り解らないほど、そっくりだ(^_^;)
 
でも、確実に違う点がある。
それは、香りの形だ。
 
9年は既に口が開いていて、瓶内熟成が進んだものだから、
それを同一に考えるのは乱暴なので、例によって放置プレイに入る。
 
5分毎に味わいながら30分。
 
 
 
 
う・・・・ん
これは、現在のモルトが取っている方向性に沿った造りが
されているモルトかも知れない。
 
要するに、劇的に世界が変わっていくような楽しさが少ないのだ。
 
たかが10年以下のモルトにそこまで求めるのは酷かも知れないが、
変化の幅は狭く、そういう意味での楽しみは弱い。
 
だけど、30分置く事で得られる柔らかい飲み口と、
洗いざらしのタオルのような気持ちよさは、
このモルトの中で18年や25年の熟成に耐える樽があったとすれば、
かなり期待できる兆しを感じさせる。
 
9年の方が柔らかくバランスが良くて、香りが楽しい。
10年はボディが太くてズシリとした味わいが楽しめる。
 
 
うん、良いモルトだね(^_^)
 
アイラ好きの人には、
このRenaissanceを味わってみる事を、勧めたい。
 
カスクストレングスだから、
ニートでもトゥワイスアップでも楽しめる。
 
そして、21世紀のアドベッグの顔ができあがった事を、
誰もがしっかりと感じられるだろう。
 
 
しかし・・・・
相変わらず、馬鹿まっしぐらですな(/–)/

スナイパー?

「なんかね、構え方が普通じゃないんですよ。」

「え?」

「スナイパーみたいに見える・・・」

「えぇ??」

 

自分がスチールを撮る時の格好なんて
他人から言われないとわからないのだが、
どうも私のスタイルは普通の人と違うらしい(^_^;

 

「取り立てて変な事をしてるつもりは無いんだけどなぁ・・・
 長玉だからかな?」

「格好が、全然違うんですよ・・・」

 

それは解ったってば(^_^;)
普通の人とどう違うのか、知りたいのに・・・

 

「まぁ、カメラの構えなんて、自分が楽にできて、
 しかも揺れないでシャッターが切れれば、何でも良いだけどね」

 

と、話してて、気付いた。

確かに、普通の人はしないだろう・・・
という構えを取っているな、自分(^_^;)

 

普通、カメラを構える時は、右手でボディを持ち、左手でレンズを持つのだが、
その時、身体の正面にカメラを保持するのが、誰でも無意識にする事だろう。

だが、このやり方は、
スローシャッターになると、手ぶれを誘発する。

で、撮影に慣れた人は手持ちの場合、揺らさない為に何らかの対策をするのだが、
大体が肘を自分の身体につけて、腕ではなく身体全体でカメラを保持する・・・
という形になっているはずだ。

私も前はそうやって撮っていたのだが、
夜間、手持ち撮影ばかりしていると、
このやり方では、肘と上腕を固定してしまう事から腕全体に力が入り、
シャッターを押す力で手ぶれを起こしてしまう事に気付いた。

で、なんか上手い方法は無いか?
と考えているウチに、ふっと気付く。

そうか・・・
カメラを肩に載せてしまえば良い・・・と。

 

実は学生時代にアーチェリーをやっていて、
左手は弓を持ち、右手は弓を引き矢を放つ、という練習を
嫌ってほどしてきたので、それを応用すれば良い事に気付いたのだ。

左手は力を入れてもブラさず、
右手は弦を引く力と繊細に矢を放つ指先のコントロールが必要で、
それがカメラの場合は、スローシャッターを押す右手に求められる事に近い。
しかも、肩にカメラを載せてしまう事でカメラは安定しやすくなる。

 

でも、こんな単純な方法を、普通の人があまりやらないのには、ワケがある。

そもそも「1秒前後のスローシャッターを手持ちで撮らない」
というツッコミは無視するとして、
肩にカメラを載せると、ファインダーを覗きにくいと感じる人が大半で、
しかも、カメラボディの下にスペーサーが無いと、
アイレベルまでファインダーが上がって来ないから・・・

要するに一眼レフでも、モードラが付いているような形状でないと、
この撮り方は難しいワケで、小型軽量の入門機ではバッテリーアダプタ等を
装着しないとできないワザなのだ。

それともう一つは、カメラを向ける向きが左90度になるため、
首を左に捻る必要があり、その動作自体が慣れないと難しい事と
さらに水平感覚を喪失しないために首を傾けないで捻らないといけないから・・・

普通はワザワザ、こんなやり方をしようとも思うわないだろう。

つまり、アーチェリーをやっていたからできる、変な構え方なわけで、
アーチェリーは射撃と同じスポーツなので、スナイパーに見えてもおかしくない
・・という事になるわけだ。

でも、野球もゴルフも、飛ばす方向に対して身体を90度回して構えるのだから、
コツさえ覚えてしまえば、三脚無しでもかなりのスローシャッターまで、
安定して切れるようになると思う。

 

「どんな構えしても、ちゃんと写ってりゃいいのさ」

「そりゃ、そうですけど、
 その変な撮り方、クライアントには好評なんですよ」

「え? 何故??」

「撮りたい物を撮るって気合いが見えるって・・・」

 

写真は格好じゃないんですけど・・・ねぇ(^_^;

赤耳

体調が絶不調となってきて、
丁度良いから、ダイエット&減酒を目論んでいたりするが、
それにしても、思いっきり身体からダメを出されてる気分になってしまう。

週末から親知らずが動いたらしく、口の奥がかなり痛くて、
実は固い物を食べたくなかったりするのだ。

で、柔らかい食べ物を物色しにコンビニに行ったら、
作業着メーカーとコンビニがコラボして作った下着やタオルが売りに出ていた。
(寅壱 赤耳シリーズ)

 

そこで気になったのが、ボクサーパンツ(^_^;

この時期、外仕事で大汗をかく自分としては、
そういう状況でも人気のある作業着メーカーが企画する物は、
何かしら良い部分があるはずなのだ。

 

で、まずは一着購入して着用しているのだが、
何て言うか、立体裁断の仕方や材質、織り方などに工夫があるようで、
かなり良い感じがする。

パンツはジーンズも下着も、着慣れた物が一番と思っている私にとって、
新しい物を使用する事にはかなり抵抗があるのだが、
リーバイスも本当に欲しいタイプは無くなってしまったから、
こうやって別の自分にとっての定番を探さなきゃいけないのかも知れない。

 

身体が動かない時は、
立ち止まって全てを見直す時期。

止まる事によって社会のスピードが見えたり、
自分の立ち位置の客観的ポジションもわかったりする。

そして、次のスタートに向けて、
様々な準備に入る・・・という事なのだろう。

 

自分の道は自分でしか歩めない。

その事を肝に銘じて、
マイペースで自分らしく歩きたいものだね(^_^)

A全プリント

写真展用にA全とA2のプリント依頼してたんだけど、
上がってみて驚いた。

35mmを全紙で焼いた事があるが、
その常識から言って、そのクオリティには目を見張る物があったからだ。

会社で付き合いのある印刷屋に相談し、
テストプリントで石垣の写真を焼いてもらったのだが、
とにかくその迫力と色再現性には、最近のデジタルの凄さを感じる。

さすがに大きなサイズのフィルムでキッチリと焼いた物には敵わないけど、
結構いける事が解って、1月が楽しみになってきた。

A全で5000円、A2で3000円というコストが、
高いのか安いのかわからないが、
枚数などの条件をもとに見積してくれる事になっているので、
コストは圧縮できるはずだ。

とにかく、A2がプリントできるプロ用のプリンターは
買わない方向でできそうだから、ある意味ホッとしている。

でも、
やろうと思って動くと、
どうにかなっていくもの・・・だねぇ。

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