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2009-01-13
裏打ち
- 2009-01-13 (火)
- 日記的雑感
展示会でライトを浴びると、
写真は反ったり波打ったりする・・・と聞いて、
その対策として裏打ちという作業を行った。
具体的には、白い下敷きのような物を写真の裏に貼る、
というだけの事なのだが、この作業が結構大変だった。
端を合わせて弛まないように少しテンションをかけながら
反対側の端も合うように位置合わせ。
その作業が上手く行けば、後はボール紙で押しつけながら
空気を入れないように貼り合わせる・・・とそれだけの作業なのだが、
1度貼り付いたら貼り直しは殆ど不可能な位に強力な糊が、
裏打ちシートに塗布されていて、
綺麗に貼らないと空気が残ったり斜めになっちゃったりで、
最初の位置合わせにかなり気を遣うのだ。
あ・・・
ちょっと歪んだ
あぁ・・ちょっと空気入った・・
あぁぁぁぁ
位置合わせしてないウチに貼り付いた(;_;)
ゆっくり写真が伸びないように剥がして・・・
無理かも(・_・、)
実は・・・
A全やA2の裏打ち用シートは無くて、
大全紙というサイズの物を切り貼って強引に裏打ちする必要があったため、
慣れない作業に思わぬ失敗もあって、一枚展示できないかも・・・
と思う位のダメージを負わせてしまったのだ。
でも、ちょっとシワが出ても、ちょっと傷があっても、
今の自分が一人きりでやれるだけやった事の結果だから、
それはもう、笑って展示するしかない・・・と思い直す(と言うか、開き直る)。
そしてA全6枚 A2が10枚、A3ノビが50枚という量で、
裏打ちの作業は終了した。
だが、A3ノビの額の数は35。
全部で50枚の写真という事と、予算の関係でその数に落ち着いたのだが、
最初から50枚というチョイスはできなかった。
展示したい写真をチョイスしてプリントして、
そのサイズで見てまた判断して・・・という段階を経てチョイスしても、
これも捨てがたいが、バランスを考えるとコッチ・・・といった試行錯誤は、
物理的条件の中で、苦しみを伴って襲いかかるのだ。
しかも、絶対出したい・・と思っていた写真が、
プリントすると色褪せていたり、思わぬ力を発揮する写真があったりで、
結局額の数より多く写真を用意する事になった。
明日、現場で額に写真を入れ、
ワイヤーで吊ってレイアウトする。
その時のイメージで、最後のチョイスを行って、
額に入りきらない分を落とすのだが、
勿体なくて、日替わりで写真を入れ替えようか、
無理しても額を買い足そうか、今も悩んでいる。
でも、この時を楽しまないと、
苦労してきた意味が無いよね。
そして、この写真展をやる意味を、
ちゃんと自分で理解するためにも、
最後までできるだけの事をしよう・・と思っている。
何はともあれ、明日の準備、
頑張ります。
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