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2008-03-30

50

 無事、50回目の誕生日を迎えて思う事は、

 「よくぞ、死なずに50年、生きたものだ」

 という事。

 

 人は、何かの役目を持って生き、

 その役目があるうちは死ねない・・と思っているが、

 自分が誰かに対してできる事は、そこそこ果たしきってきたと思っていて

 それでもまだ、こうやって生きている事を思えば、

 まだ、自分でも気付いていない役目があるのかもしれない・・と思う。

 

 今日は、広島から若者が私を訪ねて来た。

 

 特に何かを伝えようと思っていたワケではないが、

 ウェブという裏付けの無いメディアの中で知り合って、

 一緒に食事を供にできる・・という時間を持てた事は、

 やはり私が持たされている役目の1つなのだろう・・・と感じる。

 

 何かを伝える事なんてできそうにも無いけど、

 とにかく私は、今現在生きていて、

 こうして会って話ができて・・・と、生身の付き合いが

 ほんの短い時間の間にも成立したという事は、

 もの凄く「リアル」な出来事なのだ。

 

 

 人と人の関係は、

 縁と思いと偶然という名の必然があって成り立つ。

 

 そしてそれは、必ず人生の中で、お互いに必要なものだと、

 経験的に気付いている。

 

 そういう意味でも、

 50歳を迎える時に出会った若者達は、

 これからの私の人生にとって、何か大切な物を持ってきたのだ・・と

 気付いている。

 

 

 しかし・・・

 50年って、長くて短い。

 

 そしてそんな日を迎える時、

 一人きりで生きていないと思える自分は幸せだと、思う。

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