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2006-02-22

グレン・ロセス

ふらっと酒屋に寄ると、見慣れた丸っこいボトルにサインが書いてあるボトルがある。
 
なんじゃこりゃ・・・?
と、よく見てみると、「ジョン・ラムゼイ」とある。
 
え・・・と誰でしたっけ?
 
悩みつつ横を見ると、マスターブレンダーのジョン・ラムゼイ氏の写真が張ってある(爆)
 
1973
1979
1984
1987
1992
 
とビンテージが並び、そのうちの4本に彼の直筆サインがついているのだ。
 
 
「70年代かぁ・・・
 この2本に悩むなぁ・・・」
 
 
と独り言。
 
すると・・・・
 
 
「飲んでみますか?」
 
「え?
 試飲できるの?」
 
「3本だけですけど」
 
「飲みます。」
 
 
そう・・・
コレクターズ・アイテムにもなりかねない4本のウチ古いものから3本分、
きっちり試飲用のボトルがあったのだ(^_^;)
 
 
1973:豊で素晴らしい香り。
     ラムレーズンにも似た、甘さとアルコール。
     しかし、枯れている。
 
1979:香りの立ちが弱く、開くまでに時間がかかりそう。
     しかし、味わいは少しシェリー樽系のクセがあり秀逸。
 
1984:ロセスらしい甘さと、エグミに似た苦いような味わい。
     80年代らしい中途半端なバランスの中に、今のモルトにはない奥行きを感じる。
     しかし、70年代のロセスに比べると明らかに単調。
 
 
 
「あの・・・、このサインの入ってるボトルを売ってくれるなら、
 全部ください」
 
「え?」
 
「サンプルですか?」
 
「いいえ、お売りします」
 
 
え・・・・と、馬鹿です。
 
自宅のモルト庫に、しっかりと収めて何時飲むべきか悩むリストに加えてしまいました。
 
会計をする時、キャッシャーの後ろの棚に、バルベニー25年を見つけてかなり落ち込み、
オールドボトルのマッカラン25年1966の値段におののき、
でも、こぼれる笑みを押さえつつ4本抱えて帰る足取りは久々に軽かった。
 
オフィシャルで70年代のモルトが出てくるのも、そろそろ終わりなのかも知れない・・と思うと、
ど~しても買いたくなっちゃうんだよねぇ(/–)/

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