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日記的雑感 Archive

三浦海岸駅にて

 今年度一杯のご奉公で、

 今日もスチールロケにでかけた。

 

 向かうは、京急の三浦海岸駅。

 

 その沿線に河津桜が咲く道があり、

 この週末辺りが盛り・・と聞いたからだ。

 

 

 え?

 何??

 

 という位、人がいる。

 

 狭い歩道を歩くのも難しいほどの人出で、

 撮影する場所を確保するのも難しかったりするが、

 それでも河津桜や菜の花の色が、春の色として風景を彩っていた。

 

 

 週末を1日潰すボランティア撮影も、

 あと2〜3回で終了する。

 

 これからは義務感に駆られて撮影する事は無くなるが、

 その分、撮りたい物を見極めないと、日常的に撮る事を忘れるかも知れない。

 

 

 鳶のアクロバット飛行や翡翠の艶姿を切り取りながら、

 春の匂いを満喫した日。

 

 撮影の楽しさと、気持ちを豊にする効果がある・・と

 今更ながらに気付かされる。

 

 そして、趣味でデジカメを持ち歩く人達の気持ちも、

 少しだけ理解できるような気分になった。

 

 

 来週は、ドコで何を撮ろうかなぁ・・・・(/–)/

皇苑

 美味しい食事に必要なのは、

 楽しい会話と上質な料理、そして行き渡るサービス、と言っていい。

 

 今日は接待系の食事&飲み会があったが、

 細々とした日々の仕事の話を一切排除してみた。

 

 と言うのも、

 ここのところ苛つく諸々の問題は全て仕事上の事であり、

 それこそリアルに語られかねない、ある意味逃げ場の無い重さが伴うからで、

 聞かされる方にとっても面白くなければ、語るコッチはもっと面白くないからだ。

 

 

 「しかし、ランドマークで中華ってのは、初めてだよ。」

 

 「そうですか。実は私も初めてなんです。」

 

 

 地元の人間としては、中華街で食べる事を当たり前と思っているから、

 横浜ロイヤルパークホテルで中華料理を食べようという考えは

 実は今まで、一度も持った事がなかった。

 

 ホテルの中華料理は高くてそれなりだ・・・と決めつけていたが、

 今回は客のオーダーがあって、そうならざる得なかった。

 

 

 「料理はまかせるよ」

 

 「わかりました。

  中華街と同じやり方でオーダーしますね。」

 

 

 

 私の場合、中華街の店で食べる時に、

 コースでオーダーする事は、殆どない。

 

 何故なら中華街の店では、それぞれの店に目玉料理があって、

 その料理を基本に食べたい物を組み立てるのが地元民のスタイルで、

 贅沢にいくのなら、それぞれの得意料理を一品ずつ食べ歩く・・・

 というやり方が「通」と呼ばれる人の常なのだ。

 

 だから、初めてのこの店でも食べたい料理をメインに据えて、

 自分なりのコースを組み立ててオーダーするのは、

 中華街を食堂として扱ってきた地元民としては当たり前で、

 しかも腕の見せ所でも、あったりする。

 

 

 「中華へいらっしゃるのは、珍しいですね。」

 

 「初めてだよ。

  だから、ここの得意料理もよくわからないよ」

 

 

 馴染みのバーテンダーが、

 随分前にこの店へ異動していたのが幸いした。

 

 良い相談役として、テーブルについてもらう事になった。

 

 で・・・

 彼と相談して決めたメニューは以下の通り。

 

 

 前菜(三種盛り合わせ・叉焼/蒸し鶏/酢の物)

 干し貝柱とフカヒレのスープ

 北京ダック

 レタスの肉包み

 やまゆりポークの炒め物

 季節野菜の炒め物

 芝エビのチリソース煮

 甕出しの紹興酒

 プーアル茶

 

 

 普通の中華料理を求める人にも、

 本格的な中華料理を期待する人にも合う、無難なラインをオーダーしたが、

 それでも、味や量がわからない。

 

 ほんの少しだがそこら辺の調整をどう取るか・・・が気になっていたのだが、

 最初の前菜(冷盤)の叉焼を食べた瞬間に、その不安は吹っ飛んだ。

 

 

 「美味いね、これ」

 「肉が美味しいですね」

 「こんな美味しい蒸し鶏、初めてです」

 

 

 いや、驚いた。

 本当に、この前菜で選んだ品は、かなりの高レベルだったのだ。

 

 で、ここからが、驚きの連続だった。

 

 スープは塩加減が絶妙でフカヒレを美味く食べさせてくれるし、

 北京ダックは、あのカリカリの皮の部分と肉とシッカリついた厚さで切った部分を

 食べ進める事で食感が変わるように巻き上げて出してくれるし・・・

 と、フルサービスで順番も上手く組み上げて、

 タイミング良くサーブしてくれるのだ。

 

 

 これは、簡単なようで難しい。

 

 ちゃんと客の食事のスピードを見極めないとタイミングがずれるし、

 特にこのようにアラカルトでオーダーした場合は、順番組む事も

 ちょっと難しくなるので、スタッフと厨房が上手く連携をとって

 気を遣って動かないと実現しにくい。

 

 事実、横浜中華街では厨房の都合で順番も気にせずに出す所が多く、

 その為、料理のオーダーも一気にしないで様子を見ながらするのが

 実は地元民のやり方にもなっている。

 

 とにかくそれぞれの料理は、

 どれもが想像をちょっとずつ超える美味しさを見せたが、

 芝エビのチリソース煮だけは想像通りの味だった(^_^;)

 (海老好きとしては当然の事というべきか)

 

 

 2時間に渡る会食は無事楽しく進行するが、

 美味しい料理が良い方向に期待を裏切って現れるため、

 話した内容に仕事の話は殆ど現れない。

 

 次に出てくる料理が、中華街で食べた物とどう違うか・・・で

 話はどんどん盛り上がって、その分紹興酒が無くなるピッチも早くなる。

 

 そして、全員の腹具合を確認しながら、最後のオーダーとして

 ご飯物か麺物をオーダーしようとメニューを見て、またもや驚かされた。

 

 なんと・・・

 あの、ちょっと臭い干し魚(鹹魚)を使った「鹹魚鶏粒炒飯」が

 普通にメニューの載っているではないか。

 (鹹魚が珍しい食材のため、横浜中華街でも一部の店でしか扱っていない)

 

 

 「あの・・・

  ちょっとクセがある炒飯を食べませんか?」

 

 「クセって?」

 

 「香港ではよく使われている鹹魚(はむゆー)という干し魚を使っている

  炒飯なのですが、これが妙に美味しいんですよ」

 

 「食べにくい?」

 

 「匂いが独特ですが、納豆ほど個性的ではありません。

  昔、周富徳が鹹魚の代わりに塩鮭を使って作った炒飯が有名ですが・・・」

 

 

 そう、これだけ料理が美味しいと、そんな食材の話も絶妙なスパイスになる。

 そしてそのスパイスは、本当に味わいを深めてくれるワケで・・・(^_^)

 

 事実、ちょっとクセのある炒飯は好評を得て、デザートの「ゴマ団子」と

 「マンゴプリン」も話が膨らむアクセントとなった。

 

 で・・・

 ヒシヒシ感じたのは、

 「純粋に楽しむ」という時間を演出する事の大切さ。

 

 単純に料理を楽しむ・・という観点で話が楽しめた事は、

 全員の気持ちを暖かく、幸せに演出した。

 

 

 「横浜中華街では何度か食べさせて頂いてるけど、

  こんなに美味しい中華があるとは、思わなかったよ。」

 

 「いやぁ、私も初めて知りました。

  予算的にもそんなに差が無いようですし、今度は横浜で美味しい中華を・・

  と尋ねられたら、ここも選択肢の1つとして紹介しようと思います。」

 

 

 いや、宣伝をしているつもりはない。

 

 本当に、驚くほど料理もサービスもクオリティが高くて、

 私自身が「食わず嫌い」だった事を恥じる気持ちにさせられたのだ。

 

 え?

 その後??

 

 煙草を吸いたい客の所望で、

 いつもの2階で飲んだくれた・・・と、いう事で(/–)/

 

 

 横浜ロイヤルパークホテル

 68階 中国料理 皇苑

 045ー221-1155(レストラン予約)

 9:00〜21:00

ボトル・イン・ボンド

「バーボンなんて飲みます?」
 
「今のバーボンはあまり・・・
 強いて言うなら、フォアローゼスのプラチナ位かなぁ・・」
 
「昔の製法を踏襲したターキーがあるんですけど」
 
「え?
 昔のって?」
 
「マスターディスティラーが気合いを入れて作ったやつなんですが」
 
「飲みます」
 
 
 
同一蒸留所で、同じ年(季節)に作られた原酒のみを使用して
4年以上熟成しアルコール度数50%に調整したバーボンを
政府が認可した・・という製法が「ボトル・イン・ボンド法」らしい。
 
で、そんな製法がどう・・と言うよりも、
昔の製法に拘って作った懐かしい味がする、という方が気になって、
取り敢えず試飲してみた。
 
 
うわ・・・
バーボンだ(^_^)
 
お・・
おぉ?
 
お~(^_^)
 
 
確かに昔飲んだバーボンのような味がするのだが、
最初のキックは50%らしさの現れとしても、
その後、怒濤の様に広がるバニラ香は、
バーボンらしい臭さよりも軽やかに爽やかに、
それでいてしっとりと口の中に広がって、実に楽しい。
 
 
「懐かしいねぇ・・・」
 
「いいでしょ?」
 
「うん、凄い」
 
「入れます?
 あと4本在庫がありますから」
 
「もちろんです」
 
 
 
 
相変わらず、馬鹿まっしぐら・・・です(/–)/

逃避?

 「負の感情を持っている人」は、「負」を引き寄せる。

 

 フラットに聞けば、どっちとも取れる会話も、

 「負の意識」に支配されれば、悪く聞こえるし、

 そういう感情を持っているだけで物事は悪い方へと向かってしまう。

 

 「誰かが君の悪口を言ってたよ」と楽しそうに告げるヤツがいたとして、

 その言葉尻だけを摘んで脚色すれば、他人事として実に楽しいのだろう・・

 という事は、誰でも想像できる事だろう。

 

 この手法がニュースに取り入れられている事は、

 意外に知られていない事かも知れない。

 

 新聞やテレビが行う報道に差がある事は、

 この、他人の悲劇はエンターテイメントだと解ってい人達が、

 そのさじ加減で切って伝えるからだ。

 

 物事は、一部分を見て理解できるほど単純じゃない。

 それがわかっていても、人間は一度にできる情報処理能力に限りがあるからで、

 解りやすく伝えるという建前のもと、意図的に仕組まれた報道がなされて

 いる事は、確かに多いのだろう。

 

 数字を見ていて感じる事と、

 誰かと会話していて感じる事、

 そして、ちょっとだけ悪意を感じる情報や、

 判断を求められる質問などが集まってくると、

 毎度、このようにどうでも良い事に心を乱される。

 

 そして自分が、

 まだまだ青いな・・と思い知らされる。

 

 どうしたら・・・ 

 フラットに言葉を聞いてもらえるか、が、

 今の最大の課題だったりするのは、 

 今の環境が整備不足って事なのかも知れない。

 

 

 そして今夜も・・・

 酒を飲みたくなってしまった・・と(/–)/

酔うて候

 酒を酌み交わす相手は、

 気心の知れた人が良い。

 

 仕事の付き合いだったり半ば接待だったりすると、

 飲みたくない酒を飲みたくないシチュエーションで飲む事になって

 大概、調子が悪くなるものだし、

 第一酔う事も許されない事だってあったりする。

 

 男同士だったりすれば、酒を飲んで本性をさらして見せる事で、

 どこかお互いに安心するような、仲間意識を強くできるような、

 錯覚にも似た連帯感を楽しむ事ができるが、

 男と女だったりすると別の駆け引きが楽しみの1つとして加わって、

 それが酒を美味くも不味くもするようだ。

 

 え?

 〜ようだ・・・?

 

 うん、

 最近は、ちっとも男と女の駆け引きなんて事が無いので、

 酒場で見る男女の駆け引きを観察しつつ、そう感じるわけで(爆)

 

 

 ただ、気心の知れた人と飲む事は、やっぱり大切だと思う。

 

 信頼関係があって初めて、楽にどんな話でもできるのだし、

 どこかで、愛情にも似た感情も存在しているから、

 お互い無理をしないで楽しめて、例えば愚痴が言えたり、

 ちょっとだけ悪意を振りかけたような会話も楽しめて、

 パブリックな場所で溜まったガスが抜けてよい。

 

 だから、極力、腹の探り合い・・のような飲み会は避けたい。

 

 自分としては正直に全部さらけ出したい傾向が強いから、

 そんな飲み会に出ると言質を取られて、後で良いように利用されそうで、

 心穏やかに過ごせないワケだ。

 

 

 人と人との付き合いは、結局は信頼関係だ。

 

 それも、優しさを持てる程度の愛情にも似た感情が付随して成り立つ

 信頼関係が無いと、付き合いは続かない。

 

 そしてそこには、

 その人が大切にしている何かを壊したり奪ったりするような感情が

 起きてしまったら、即座に関係が崩壊するという認識があって欲しい・・

 と思う。

 

 飲んで飲まれて、他人の個人的な情報を笑いのネタにするような人とは、

 絶対信頼関係なんて持てないし、付き合いたくもないのだ。

 

 

 で・・・

 やっぱり酒の席は、

 心許せる人達とだけで、過ごしたいなぁ・・と思ったりする(/–)/

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