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管理職の役目

 管理職の仕事は何だろう?

 

 チームリーダーとして、チームを使って仕事をする事?

 部下の管理?

 肩書きに応じて、責任を取る事?

 

 全部当たってるけど、もっと大事な事がある。

 それは情報のコントロールだ。

 

 

 企業のトップは、企業の舵取りを担わなくてはならないが、

 管理職はそのトップに対して、リアルな情報提供をしなくてはならないし、

 また部下達へのインフォメーションも忘れてはならない。

 

 そうしないでも部下を歯車のように使えるように統制するのが「軍隊」で、

 今の企業の中には、

 命令に対して絶対服従を求める「軍隊方式」が良いと思ってる輩が多すぎる。

 

 で、そんな世界に生きてきた親に育てられた人達は、

 やっぱり上意下達の社会を作り上げようと躍起になるし、

 そんな空気の中に生きていると、肩書きだけを求める情けないヤツも出てくるワケだ。

 

 

 今の若者達は、アメリカ的教育によって(多分それは実験、もしくは確信犯)

 利己的に生きる事を仕込まれている。

 

 責任は転嫁し、サラリーに応じたロイヤリティを演じて、

 自分にとって必要の無いものは、微塵の未練もなく断ち切る事ができる。

 

 だが、その彼らが今、そういう事ができる社会は、

 どっぷりがっぷり浪花節で作り上げられた社会であり、

 だからこそ、管理職と若者の感情的乖離は大きくなってしまうのだろう。

 

 勿論、全ての若者が個人主義だとは言わない。

 と言うか、たくさんの素晴らしい若者達にも出会えている。

 

 だからこそ今、管理職に求められる事は、

 愛情あふれる管理と情報調整であり、

 サラリーを超える働きなのだろう・・・と思う。

 

 若者達は、肩書きだけを振りかざして仕事をしない大人を見限って、

 自分の実力で大きくなろうと考えているし、その時間も可能性も

 大人達よりたくさん持っている。

 

 そして過去、自分達もそうだった事忘れた管理職には、

 給料分だけの愛想を見せて、腹の中で馬鹿にしながら、

 冷静に、今属している組織の値踏みをするのだろう。

 

 上の意志や、横の情報を、ちゃんと下に伝える上司は、

 そんな若者達にとっては使い勝手が良い。

 トップから見ても、下の感情まで伝えてくれる管理職はありがたい存在だし、

 実は、あらゆる情報をもたらす事にこそ、管理職の価値を見出していると言っても、

 言い過ぎではないだろう。

 

 仕事ができる事は当たり前。

 チームで仕事をする時に、1+1を2以上にできてこそ、

 管理職として高額なサラリーを支払う意味がある・・という事だ。

 

 

 今日は、

 久々に他のセクションの人間と飲んでいたが、

 何となくそんな話をした。

 

 で、今度の異動は

 こんな役目も求められているな・・・と、

 あらためて感じていたりする。

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