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2005-10-24

平和なブレンデッド

最近は珍しい物を飲むチャンスが少ないが、
78年のグレンファークラスを久々に飲んで思う事があった。
 
美味かったんだけど、懐かしい味だけど、
現在の物なんて比べ物にならないくせに・・・
 
当たり前の酒に感じてしまう(^_^;)
 
その時、その時の酒が素晴らしいと感じても、
絶対的な味わいで言えば良き時代の物には敵わず、
さりとて今飲める物が全然ダメだ・・という事でもない。
 
美味しい・・という基準は、
主観的な上に環境に左右されやすく、
要は気分次第・・・という事なのかも知れない。
 
常に酒と対峙して飲んでいるような私にとって、
第3者が介在する場合は、基本的に酒の話をして欲しいと思っているが、
運悪く隣に座った人の愚痴の相手なんかしてしまうのも、
ひょっとしたら楽しいのでは・・・とさえ思ったりした。
 
 
酒場は楽しく酒が飲めれば良いわけで、その方法論はいくつあっても良いし、
必ずしも上等な物で無くても良い。
 
飲んでる横でカラオケを歌われても、なれなれしく声をかけてくる人がいても、
一緒に馬鹿笑いできれば酒は美味くなれる物。
 
その時の酒は必ずしも高い酒じゃなくてもかまわない。
 
そんな当たり前な事に気付いた夜、飲んでいたのはバランタイン17年。
(もちろんロイヤルハウスホールドがあったら言う事は無いのだが、
 そんな高級で珍しいボトルがそうそう店に常備されてはいないし、
 高くて手が出ない可能性大)
 
ブレンデッドで飲んでもいいと思っているのは、バランタインの他には
ジョニーウォーカーかフェイマスグラウス。
おっとデュワーズ・ホワイトラベルという大好きなスコッチもあった(^_^;)
(間違っても山崎や響は飲まない)
 
するするとロックでも水割りでもストレートでも楽しめるそれらは、
何処にでもある顔をしている分だけ平和な応対を受ける事が多いし、
何より優しくて楽しい平和な酒だと思う。
 
個性ある物が好きな事には変わりないが、
没個性でも優しさにくるまれたい日だって、あるって事・・・・さ(/–)/

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