- 2006-07-31 (月) 1:50
- 日記的雑感
「今回の目玉はコチラ、マッカラン1980です」
「へ~」
「実はコレ、すでに2世代前のマッカランで、
ある意味最後のマトモなマッカランと言ってもいいかもしれません」
東屋で封を切ったマッカランは、
何故か何時も誰も手をつけない代物だった。
1979の影に隠れた1980レゼルバは、確かに比べると見劣りがする酒ではあったが、
平べったい瓶のシリーズが出てしまった今、この世代のマッカランは
欲しくても手に入る事が殆ど無い・・と言ってもいいだろう。
何故なら、モルトのロールスロイスと紹介され、
モルトを飲まない人でも名前は知っている・・という認知度のおかげで、
80年以前のマッカラン、とくにプレミアム物(レゼルバや25年など)は呆れるほど高値がついているのだ。
で、久々のマトモなマッカランは・・・・
恐れ入った・・・(^_^;)
柔らかさと豊かな香り、
そして時間によって開いていく変化の幅・・・
上質なマッカランにだけ存在する、ブランデーかカルバドスのような甘く深い味わいは、
ウィスキーはちょっと・・・と言う人さえ魅了していく。
「これ・・・、既に26年も経ってるお酒なんですね」
「確かに・・・」
「こんな飲みやすくて円やかなウィスキーは、飲んだ事がないですね」
「これより新しいマッカランは、マッカランでは無いかも知れません。
ロックか水割りで飲むようにできちゃってますから」
今回の東屋は、モルト馬鹿があまり揃わなかった結果、
貴重なマッカランはまだ瓶に少し残っている。
コイツを、フラスコに入れて・・・・
飲みたい時にグビッと・・・
幸せだなぁ・・・・(^_^;
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