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逆鱗

「逆鱗に触れる」という言葉がある。

逆鱗とは、龍のアゴの下にある一枚だけ逆さに生えた鱗の事で、
それに触れると、龍は怒って触った人を殺す、と言われている。

つまり「触れてはいけない物」という意味をそれに準えるわけだが、
そんな逆鱗に触れるような行動を取ってしまう人間が複数いて、
いささか呆れはてる事が最近多く起きている。

 

ホラを吹いて、実際に追い込まれて破綻するとか、
あまりに見え透いた嘘をついても、本人は騙せていると思いこんでいるとか、
自分の立場をわきまえずに従うべき立場の人にケンカを売ってしまうとか・・・

それらが個人的な領域で起きて、
個人的に対処する事で収束するなら問題は無いが、
これが会社だったりグループだったりする限定された社会の中で起きると、
その社会全体の責任問題にも発展して、
問題を収束させるのにかなりのエネルギーが必要になる。

ただ、そうなる前に何か手を打とうと努力しても、
会社という社会の中では裁定権を持つ上席の判断が必要となり、
得てして手遅れ・・・という事態に陥る事もまた、多いのだ。

 

我が身を振り返ってみると、自分にもそんな逆鱗は存在しているが、
どうも他人よりはその大きさが小さいようにも、思っている。

と言うのも、若い頃こそ瞬間湯沸かし器のように激昂するタイプであったが
今は余程の事が無い限り、腹が立っても怒鳴るような事は無くなったからだ。
(要は、怒っている時間もエネルギーも無駄だと思うワケで(^_^;))

ただ、そんな私でもブチッと切れる事はあり、
怒鳴って机を叩くような事態もまた、あったりする今日この頃、なワケだ。

 

で・・・・
自分なりに自分の逆鱗はどこにあるのか?と考えてみて、
気付いた事がある。

口先だけで誤魔化そうとする行為、
見え透いた嘘をついて自分の立場だけを守ろうとする行為、
家族や家族同様に愛している人間に近寄る行為・・・と、
要は自己中心的に生きていて
私自身が大切にしているエリアに土足で入り込んでくるような行為は、
それを美辞麗句で誤魔化そうとされたりすればするほど、
私の逆鱗に近づく・・・という事。

 

でもさ・・・
逆鱗に触れられてもある程度は笑ってスルーする位は、
歳も食っていたりするのさ。

それに、ある程度我慢して時間をかければ、
私が嫌がっている事に気付ける人もいるわけで、
その為にも、「待ってみよう」と経験が私に忠告してくれて・・・

で、
歳を食うって悪い事じゃないな、と、
思う毎日だったりするわけです。

しかしさ・・・
マイペースに生きる人達には、敵わないねぇ・・・(/–)/

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