- 2010-01-09 (土) 15:04
- 日記的雑感
チームを組んで仕事をする事は、
1人ではできないサイズの仕事を進める上で、必要不可欠な事。
その編成は、
仕事を依頼主の望むようにコントロールする統括と、
仕事全体の指揮をする監督、
それぞれのパートを担うスペシャリストにアシスタント、
という事になるだろう。
仕事の規模によっては総監督の下にパートを担う監督が入ったり、
スペシャリストも専門のチームをもって仕事にあたる・・・
など全体のサイズは変化するが、
基本は統括と監督が大きな権限とそれに見合う責任を、持つものだ。
組織は上意下達でできあがっていて、
チームは仕事という共通目的を持って動くから、
ある程度は機械的に粛々と動いていくが、
それぞれのスタッフは機械ではないので、感情も働く。
だから、向くべき方向を監督が迷えば、
スタッフは唯一共有できる「目的」を失い
仕事の内容も完成品も満足できない物になるし、
スタッフ同士の感情問題が大きくなったりもするのだろう。
だからこそ、チームを動かす事は難しく、
それ故チームリーダーになれる人には
豊富な経験と広い見識、強い目的意識や客観性、そしてカリスマ・・・
など独特な能力が必要とされるのだ。
なのに往々にして、
リーダーとなる人が勘違いしている場面を、見る事は多い。
「黙って俺についてこい」と言い切るのはカッコイイが、
そうできるのは、チームで起きる問題の解決策を持ち、
スタッフの感情をコントロールする力があって、
絶大なる信頼感を構築しつつ「納得できる仕事の形」を
明確に暗示させられる人だけだろう。
だが、そんな力が備わっていないのに、
肩書きにモノを言わせてスタッフを機械のように扱い造反を招いたり、
最低限の仕事しかしてしてもらえずクオリティーが低くなる事は、
日常茶飯事のように見受けるのだ。
組織の上に立つ人間には、客観視が求められる。
その客観視できる能力が低いと、質の良い愛情を持つ事は難しい。
そして、
愛情の存在しない関係においては
対価以上の動きは出てこないのが道理なんだが、
そういう事を理解できないヤツに限って、
上への批判だけは雄弁なのが面白い・・・ね(・.・;
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