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2016-02-15

疑心暗鬼

9954cm
 
 
最近、世の中がギスギスしてる。
 
ウェブに流れる文言にはトゲがあり、
煽るようなスローガンだけが表面的に走り回る。
 
読解力と時間が無い人は、
そんな表面的なセンテンスで物事を判断し、
煽られた感情に踊ってさらに過激な言葉を発してしまう。
 
元々
へ〜って思うような事を聞くと、
本当なんだろうか?と裏を取るクセがついている自分でも、
さらっと見ただけでは騙されるほどの誘導なので、
そういうクセがついてない人はまず勘違いするだろう。
 
「和を以て貴しとなす」という精神は何処へやら。
 
そしてそんな情報に嫌気がさせば、
徐々に、ウェブに流れる情報を見る事も少なくなっていく。
 
そんな事を日々感じてしまうから、
ホームページへの記事記載も躊躇するようになった。
 
 
しかし
マスコミの情けなさは、目を覆うほどだ。
 
SNSで流れる情報より
力があると過信しているのだろうか? 
 
それとも、自分達の情報で世の中を動かせると
勘違いしているのだろうか?
 
 
情報には力があるけど、
その力の強さは、発信者の能力(知識・見識・洞察力・判断力・表現力・技術)に支えられていて、
発信者の能力が落ちれば、どんなに広く発信できても「力」たり得ない。
 
そして、チームとしての能力が落ちていることに目を向けないまま、
従来型のビジネスモデルに則って動く経営方法に後押しされて、
もはやマスコミの信頼感は、地に落ちているという事に気づくべきだ。
 
ただそれは、別に悪い事では無い。
 
マスコミは各社がそれぞれのカラーを持っているべきだと私自身は思うし、
それぞれのカラーがわかりやすく偏向された形発信されるなら、
両極端のカラーを見比べる事で、本来の方向が見えてくるからだ。
 
現在の状況は、
マスコミが押し並べて同じ切り口である事が、ダメだと思っている。
 
硬軟取り混ぜ、右も左もちゃんとあって、
上品も下品も散らばっていてこそ、人間社会だと思うのだけど。
 
そしてそれこそ
和を以て動けば皆が笑える社会になるって、信じたい。
 
疑心暗鬼が起きないよう、
情報発信者には、受け手の気持ちを想像して
思いやりある表現をお願いしたいと、思っている。

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