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2011-09-02

Man was born free, and everywhere he is in fetters.


 
 
山岡鉄舟と清水の次郎長の親交については
様々な記録があるので有名だと思う。
 
咸臨丸で斬殺され海中に投棄された江戸幕府の幕臣の屍を
「死ねば仏。官軍も賊軍も無い」と言い放ち手厚く葬った事を聞き、
鉄舟は感激したという話だ。
 
次郎長が
「人間として正しいか正しくないか」という判断基準しか持っていない事を知って
鉄舟と次郎長の親交はそれからずっと続いたと記憶しているが、
その親交の中での会話に、こんな事があった。
 
 
  「親分はたくさんの子分をお持ちだが
   ヤクザ者達の事、親分の為に命を投げ出す人間は
   いるのかね?」
   
  「さて・・・何人いるでしょうかね。
   1人もいないかも知れませんね。
   でもね
   私は、どの子分の為にも
   即座に命を捨てるつもりですな。」
 
 
次郎長がずっと愛され続けた理由の1つとして
語り継がれる会話の1つ。
  
「上司は部下の為にある」という考え方こそが、
部下を思いのままに操る基本である、という証明とも言える。
  
  
今、起きている問題を見ていて思うのは
「部下は上司の為にある」という考え方があって
業務がうまくいかないのは指示通り動かない部下のせい・・・
と部下を追い詰める傾向が見える事だ。
  
 
人間は、
気持ちで動く動物。
 
責任者が責任を取らないと感じれば
責任者の指示に従う事を避けるのは道理。
 
だからこそ人の上に立つ人は
生き方そのものを問われるのだろう・・と思う。
 
 
私は・・・
 
困った時は一歩退いて
客観視をしてから自分の姿を見つめてみる。
 
自分らしい判断をしているか
自分らしい生き方をしているか
 
そのチェックを行いながら考えると
問題点は明確になり、答えも自ずと見えてくる。
 
 
ただね・・・
自分に厳しく生きないと
出てくる答えもダメダメなのが・・・ね(^_^; 
 

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