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2011-04-05

Catch not at the shadow and lose the substance.

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   横浜みなと祭 国際仮装行列(ザよこはまパレード)
   は今年59回を迎えるはずだった。
 
   しかし、この震災を受けて、
   実行委員会(横浜商工会議所・神奈川県・横浜市)が
   4月4日の中止決定をした。
 
 
   1953年に観光振興を目的に初開催したこのパレードは、
   戦後の復興期に花を添える形でその役割を果たし、
   風物詩のような存在でもあったように思う。
 
   進駐軍がカウボーイ姿で参加し、
   ウィンチェスターライフルで空包を撃つ等のパフォーマンスをしてくれて、
   リアルな西部劇を見るような気分にひたった事を思い出す。
 
   高度成長期を経てバブルが崩壊して、
   パレード自体は観光振興と言うよりも地域の祭として
   様変わりしながらも続いてきた。
 
   派手なフロートが減って、市民参加が増える等の変化はあっても、
   やっぱり5月の連休はこのパレードがあるもの・・との意識を持つ市民は
   かなりの数になるだろう。
 
   なのに、観光振興という目的を持つ市民参加の多いイベントを
   東北関東大震災の影響を考慮して自粛・・・って。
 
 
   観光も神奈川県や横浜市にとっては
   大きな収入源の1つ。
 
   みなとみらいも箱根も観光客の減りは目に見えるほどで、
   その結果がもたらす収入減は、不況を拡大する力の1つになりかねない。
 
   節電対策の為に夜の営業を休む飲食店もあり、
   支援の為の個人レベルの支出も増えているから、
   一般的な消費が落ち込むのは自然の流れだと思う。
 
 
 
    だからさ・・・
    自粛という動きは、
    早くやめようよ。
 
    計画停電は対策すれば良いんだし、
    普通に生活する中に楽しみを削ったら
    皆、そのうち、疲れちゃうって思わないか?
 
    避難してきた人達にだって
    縁あって横浜に来たんだから、
    横浜らしいイベントを楽しんで欲しいと思うんだよね。
 
    楽しみや喜びは見えなければ、
    ずっと悲しみだけを背負っていくしかないんだよ?
 
 
    そう思うのは・・・
 
    間違いですかね?

 

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