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2010-10-03

食わず嫌い


 
目が覚めると、
そこは異国だった。
 
ちょっと高い位置から下を見ながら、
明らかに自分の生きている世界と違う物を感じていた。
 
 
後ろから、現地の子供達が入ってくる。
 
なんとなく歓迎の意を感じながら、
現地の味を楽しめと渡された物を見て驚いた。
 
猿、それもかなり大きい種類の
肩から上の部分が干物になっている。
 
で、どうやら
それを千切って食べろ・・・と現地の子供は言っているようだ。
 
 
「郷に入らば郷に従え」という言葉は知ってるけど、
これが猿だとしても、ちょっと無理(^_^;
 
ゴリラか人間か・・・
いや、大きさがそんな物じゃない位巨大で、
これが乾く前はどんなに大きかったのだろうと想像すると、
正直言って、気持ち悪いのだ。
 
 
どうして良いかわからない私を見て、
一人の子供がぶった切られた肩の辺りをむしり取り、
ポイッと口の中にほおばった。
 
途端に、残りの子供達も一斉に声を上げて、
その干物に飛びついて囓りだす。
 
 
う・・・・ん
間違いなくこれは、ご馳走か珍味である事は間違いないようだ。
 
でもなぁ・・・
なんていうか、人の生首を巨大にしたような干物を、
さきイカのように食べる気にはなれないんだよねぇ(・_・|
 
 
と・・・
 
腹がグゥッと鳴った(爆)
 
 
自分、腹減ってりゃ、
結構何でも喰っちゃう方だったじゃん。
 
あんなに美味しそうに食べてるんだから
食べちゃっても良いよね?
 
 
食べちゃうか・・・・
 
 
気持ち悪いなぁ・・・・
 
 
 
ヒャッヒャラヒャリラリヒャッヒャッヒャ〜
 
最初に食べた子供が、
妙に青白い顔をしながら、妙な歌を歌い出した。
 
と、その横で喧嘩を始める子供や、
笑い転げる子供・・・
と、妙なテンションで子供達が各々勝手な行動を始める。
 
 
あれ?
 
もしかしてコレって、
酒のような効果があるんじゃないのか??
 
食べちゃったら、自分も楽しくなるのかな・・・
 
でも、この知らない土地にいる以上、
正気でいないと、どんな目にあうかわからないしなぁ・・・
 
 
黄土色に乾燥したその得たいの知れない霊長類の干物は、
子供達によって随分食べられてしまい、見れば顔の半分位まで
ボロボロになっている。
 
あっれ〜??
 
ねぇ?
 
骨・・・
 
無いの???
 
 
え?
コレ、本当に何なの?
 
 
ま・・
食べてみるしかない・・・のかな?
 
 
と思ったら、目が覚めた(爆)
 
 
 
食わず嫌いは良くないと常々思っているけど、
やっぱり、明らかに食えないと思ってるモノを食べるのは、無理だよねぇ。
 
なんでこんな夢見たんだろうねぇ・・・と思いながらも
妙にリアルで起きた時は手に汗を握っていたが、
あまりに目覚めが悪い朝だったので、今夜その続きを見ないようにと願ってしまう。
 
しかし・・・
変な夢だったなぁ・・・(/–)/

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