Home > アーカイブ > 2008-05-19

2008-05-19

僭越?

ここのところ、スチールの仕事が重なっている。

それはここ数年でも珍しいほどの頻度で、
その結果、レンズやカメラの調整に必要な時間が取れなくなっている。

自分の人生を振り返ってみれば、
ある時は動画、ある時は文章、ある時は数字、
そして写真・・・と、かならず何年かのサイクルをもって、
そういった仕事に就く事は、わかっている。

だが、久々にこれだけ仕事という立場で撮影をしていると、
見える物が随分と変わってしまうようで、
他人の仕事を無意識にチェックするような事さえするようになってしまう(^_^;)

 

だが一方で、
自分が何をしたいのか、何を表現したいのか・・・・
と言うごく当たり前な命題が、自分の中で価値を持たなくなってきたのも事実。

価値・・・と言うのも、ちょっと違う。
どっちかと言えば、欲があまり出ない・・感じか。

ただただ自然に、感じたままを撮る・・・というのが楽で、
自分らしいと思えるし、そのスタイルでしかできないワケで。

どこかで、何かの魂を生かす場所を作るような制作は、
間違いなく何かの役目を背負ってなされていて、
そういった役目を果たしきるまでは、きっとそれを続けていくものだが、
私がやっている何らかの制作は、そこまで重いものでも無いように感じてしまう。

で・・・
自分を搾って、どうにか何かを抽出するような事はやめて、
何かを出したくなった時、出そう・・・と思うようになったワケだ。

 

だが・・・
なんか違う・・・ようにも感じている。

それはやっぱり、
制作という形の中だけで生きる魂の叫びにも似た何かを感じてしまったりすると、
自分にも何らかの役目がまだ残っている・・・
と叫ぶ別の自分を見てしまうからだろう。

 

今年いっぱい、生き延びられたら、
来年の年明けにでも、何かを発表する事を考えようか・・・
写真展でも良いし、Movieを企画しても良い、と。

そんな事を考えたりするのは
僭越というものだろうか・・・ねぇ?(^_^;)

Home > アーカイブ > 2008-05-19

検索
フィード
メタ情報

Return to page top