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日記的雑感 Archive
ここのところの悩み
- 2010-02-24 (水)
- 日記的雑感
日本語は難しい。
文章から、その本意を読み取るにはかなりの能力が必要だし、
語って伝えるのには、ただ喋るだけではすまない技術が求められる。
140文字の羅列で今を伝える事が流行っても、
その言葉の向こうに想像もつかない空気があったりしたらまるで意味が変わる・・・
なんて事が問題にならないのなら、
実はすでに、空気読まない自己中な人さえ減って、
本当に空気が読めない想像力皆無な人が多くなっているのかも、
知れないね。
心を繋げるためには、美辞麗句は必要ない。
ちゃんと自分の心を伝えれば良い。
だけど、相手の気持ちを感じられなければ
心を掴む事なんてできるわけがないから、
相手の立場に立たなくてはいけないよね。
でも
相手の気持ちを想像する事は、
とても難しい。
動もすれば主観的になりがちな人が多いから、
どこから見ているのかを考えて、
投げる言葉は独りよがりじゃ無いように・・・・
と言ってみたところで、
こればっかりは、経験が必要なのかも知れないね。
最近のトラブルメーカー達を見ていると、
まだ、自分の方が遙かにマシだと思うくらい、想像力が無い。
悪気も無く、可愛さまで振りまいて、
要らぬ火種を増やしてしまう。
そんな事言ったら、聞いた人がどう思うの?
って真剣に聞きたいような言葉さえ、吐く。
そしてそんな言動で、
本人の与り知らないところで問題が生まれていく・・・と。
難しいよね
コミュニケーションって。
自分の心を伝える力を
どうやって育ててやればいいんだろうね。
これが、ここのところの悩みです。
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修行は続く
- 2010-02-20 (土)
- 日記的雑感
最近思う事だけど、
カッとなる前に一息ついてみると
ブリブリに怒る事が馬鹿らしくなりやすい・・ようだ。
(って、そんなの当たり前だって?)
勿論、前からそんな事はわかってて
瞬間湯沸かし器な自分を随分鎮めて生きてきているんだけど、
それでも「許せん!」と内心怒りまくってしまうのは、未だに多いワケで(^_^;
で、今週は、というか先週からずっと、一日数怒・・・な感じが引き続いているんだけど、
カチンと来れば来るほどにこやかに笑い飛ばすように心がけていたら、
「それでも許せん!」な気持ちが、妙に馬鹿らしい気持ちにシフトする事が多かった・・・と。
変な覇権意識や、浅はかで無知故の狼藉、
勝手な思い込みによる逆恨みや、自己満足の為の親切の押し売り・・・
それらに一々惑わされていたら、
間違いなく修羅に心を奪われてしまっただろうな、と気付かされたようだ。
肩書きが上なら何故嬉しい?
権力や金が欲しいのは何故?
人を羨めば、何を揃えても不幸な気持ちに捕らわれるだけ。
人を憎めば、何をされても不快な気持ちに傷つくだけ。
人を陥れれば、何らかのしっぺ返しが返ってくるだけだし、
人を騙せば、自分の生き方を騙す事になりかねない。
結局、それらの子供じみた行為を嘲笑する為には、
それなりの経験の積み重ねが無いと、自分なりの答えが心に落ちないから・・・
という事なのかも知れない。
嘘は社会に必要な物で、
それによって経済が成り立っている部分は少なくない。
だから、嘘とわかって腹を立てるのは若い証拠で、
ブレない意志だけを信じれば、そもそも「嘘」その物に怒りを覚える事も無い。
そんな教えを、この数週間、
実践を持って教えられているような気がしてならなかった。
ただ・・・
疲れます。
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"The Shop 108" Open
- 2010-02-13 (土)
- 日記的雑感
その名は「The Shop 108」
置いてある物は、必ずしもライダー向けの物では無いが、
ビンテージ物だったり作家物だったり・・と
他では手に入らない物がさりげなく揃っている。
クラブハウスのオープンはまだ先の話だが、
ショップはその受付も兼ねる・・という事で、
その佇まいを見れば、なんとなく「らしいな」と思わされる。
気になる方は、自分の目で確かめて頂きたい。
そこには間違いなく、浜の風が吹いているだろう。
The Shop 108
045−664−1819
横浜市中区松影町2−5−9-108
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ニッカシングルモルト余市1989
- 2010-02-11 (木)
- 日記的雑感
ワールドウィスキーアワード2008で世界最高シングルモルトとされた
「ニッカシングルモルト余市1987」
その美味さは、日本のウィスキーの底力を世界に震撼させる力があったが、
私自身もノンチルフィルターバージョンをストックし味わった時、
日本が造るアイラ系モルトの昇華版として驚きと感激を覚えた事を思います。
その後「ニッカシングルモルト余市1988」をストックし、
ストイックな造りのモルトを商業ベースから切り離す苦労を感じながら、
でも1987の偉大さを感じる尺度としてのポジションを与えていた。
「1989・・・入るかも知れませんが、押さえますか?」
「え?手に入るの?」
「たぶん・・・オーダーは3本出しましたが、
良くて2本最悪0と予測しています。」
「じゃぁ、入ったらよろしくね」
そんな会話を去年のいつだったかにしていたのだが、
無事「ニッカシングルモルト余市1989」が私のストックリストに登場する事となった。
あ・・・
ラベルが1987と同じ赤系になっているね。
毎年ラベルの色を変えているようだけど、
おおざっぱには言えば赤系と青系が交互に採用されているようだ。
毎年買い揃えていけば、その色の違いも楽しめるかも・・・
と思いつつも、相変わらず特別の一本としての押し出しは強い面構えだと思う。
でもまぁ・・・、見た目より味わいでしょ?
という事で、いつも通り飲んでみる。
あ・・・
違う
1987、1988とは完全にアプローチが違う。
もうね。。。
これは明らかに最近のウィスキー作りの流れがある。
最初っから派手な姿をさらし、最後まで顔色を変えないような
どこから見ても隙の無い美人のような立ち姿。
だけど大概は、その美しさが薄っぺらくて、
後ろから叩いたらそっくり化粧した顔が落ちるだろ?と言いたくなるよう感じで、
見たい所は最初っから開けっぴろげでつまらない物だったりする。
しかしコイツは、見惚れるばかりの美貌を持ち、
上質なドレスの奥に何かが透けて見えるような出で立ちでいながら、
その笑顔は姿とはまた違った人間的な魅力をたたえ、
その会話はもっともっと奥行きのある強さと優しさがうかがえるのだ。
そうか・・・
だからまた、赤ラベルにしてみたのかも・・・
(単なる営業戦略でもあるのだろうけど)
作り手の哲学が、
ウィスキーメーカーとしての良心が
この酒に込められているように思う。
どっしりとしたボディは、
私が好きな、脱いだら凄い系ではなく、
最初から魅力満載の迫力に満ちている。
独特なビター、
舌を常に刺激するキック、
時間と共に厚みを増す甘さと爽やかな酸味、
香りの変化は乏しいけど、30分を超える辺りから姿を現すバニラ香・・・
お前って、正体はホント、かわいいんだね・・・と呟くと、
否定も肯定もせずに、飛びっきりの笑顔だけ返すような大人の女。
そんなイメージが、テイスティンググラスの中で息づいている。
このクオリティにまで昇華できるのなら、
そろそろ今風のモルトも認めてあげなくちゃね・・・と苦笑い。
現在、21,000円でメーカーホームページでは入手可能。
当初500本限定だったこの酒は現在では3500本の製造に膨れあがっているので、
まだ、若干残りがあるのかも知れない。
そのコストパフォーマンスは?
と尋ねられれば、1988より遙かに高い・・と感じている。
どこかの酒場で出会ったら、
見知らぬ大人の女との会話を楽しむかのような一時を
楽しんでみない手はないように感じた。
しかし・・・
馬鹿ですな(^_^;
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