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日記的雑感 Archive

あきまへん

1726Dcm
 
 
いつもと違う場所に行くと
日常の中に埋もれた景色を見出す事ができる。
  
横浜に住んでいたら当たり前に感じる風景が
余所から来た人には魅力的に見えるのと同じように、
私には、その土地の日常に埋もれる風景が魅力的に見えてしまう。
 
だから、ふらっと出かけて写真を撮るのが面白くて、
そして風景を切り取る毎に、気持ちがフラットになっていくのが感じられる。

そしていつしか、
集中と開放を味わう独特な心境になれている事に、気付く。
 
そうだよね、
これが必要だったんだ。
  
 
1714Dc
 

1570Dcm

 
 
有り得ない所にドアがあって爆笑したり、
お手玉のような物が吊してあって風情があったりして
本当に飽きない。
 
予備カメラとレンズ2本、
最低限の着替えと諸々の道具に防寒着。
 
それらをバッグにくくりつけて
杖を頼りにガシガシ歩いた。
  
ただ、
京都はその景観を保全しつつもどんどん姿を変え、
特に観光地区はテーマパークのような雰囲気を見せてしまう。
 
そして呆れるほどの
観光客・・・
 
  

1594Dcm2

 
 
なんだろうね。
 
古き良き物を大事にするって事を
ちゃんと考えていないんだろうかね。
 
そう言えば横浜も、
古い物と新しい物が同居する独特の風情があったのに、
いつの間にか、ただの地方都市のようになって
一部の観光名所も、外見だけの保全。
 
これが今の、日本人のやり方なのかも知れないけど、
古い物を大事にする、というよりも、
伝統を重んじる考え方を大切にすべきと思うのは
僭越なんだろうかね。
 
そんな事を思いながら歩いた道は
さっきの観光客まみれの道よりも幾分か、
古都らしさが残ってて、ホッとできたのが嬉しかったな。
 
 

1638Dmc

ダメ押し

どうやらまた
横浜の古き良き時代のレストランが
閉店したようだ。
  
以前は、
元町のメインストリートに面した場所で
船に使う丸い窓がついた重厚な木の扉が迎えてくれる
一見さんお断りな空気をまとった店だった。
 
20代の頃、かなり背伸びをして
その店に入った事があった。
 
門構えに比べれば穏やかな空気があったけど
店内はやっぱり重厚な雰囲気に満ちて
小僧としては、実に居心地が悪かった事を、思い出す。
 
ただ、その店のシチューは、
これが本物のビーフシチューだと主張していた。
 
そしてそれは、私の中の「味の物差し」の一つとして
しっかりと記憶に刻まれてしまった。
 
 
そんな店がいつの間にか、表通りから姿を消したのも
かなり前の事。
 
当時の私は、その店は閉店してしまったのだろうと
勝手に決めつけてがっかりしていたが、
探してみると元町の裏の方に移っている事わかった。
 
どこかで安堵しながらも、
住所を頼りに探しても見つからない。
 
でも、その時は
まだまだあの店には追いついていないと
感じていた。
 
だから
あの料理に相応しい人間になった頃に行けば良い、
と思って、店を探す事をやめる事にした。
 
 
そして・・・
 
ある時、その店を見つけてしまう。
 
昔はベネトンが入ってた建物の二階に
その店は、昔ながらのロゴで店名を書いた看板を出していて
こんな場所にあったのか・・・と、少なからず驚かされた事は
つい最近の事だったりする。
 
で・・・
ある時、ふらっと入ってみる事にした。
 
2階の入口に向かう階段の壁には簡単なメニューがあって
シチューとハンバーグが食べられる事がうかがえ、
そのコストも馬鹿高い物ではない事も、理解できた。
 
入口を開けると、店内の一つのテーブルに家族連れがいるだけで
あとの席は全部空いていた。
 
シェフが料理を出していて
アテンドスタッフがいないように見えた。
 
だからちょっと、そのサーブが終わるのを待とうと佇んでいると
そのシェフが気付いて、こちらをゆっくり見てから
おもむろにこう言った。
 
 
「ご予約は?」
 
 
え?
これだけガラガラなのに
予約が必要??
 
  
その日は休日だったので、
ちょっとラフな格好はしていた。
 
パイソンのブーツに黒ジーンズ、
革ジャンというスタイルだが
安っぽく、汚らしくしているワケではない。
 
だが、この店には似合わないと判定されたのだろうか。
 
 
「生憎と、席がございません。」
 
 
と言うシェフの、
何とも言えない視線が少しだけ腹立たしく感じられたが、
一人きりで店を切り盛りしていくには予約が無いと、
段取りにも問題があるのだろう。
  
ここは潔く諦め、次は予約をして、
ちゃんとドレスコードも尋ねてから訪れてみよう、と
誓って店を後にした。
 
 
が、しかし、やっぱり
その店に足が向く事は無かった。
 
それは多分どこかで
そこまでの店では無いと
自分でも思っていたのかも知れない。
 
メニューのコストを見れば
どの位の料理を出すのかは想像できてしまう。
 
シェフが一人きりでやってる店にしては
店内が広すぎる。
 
そしてその後、何度か向かいの焼肉屋から見えた記憶では
いつも客は殆ど入っていない状態である事を、認識していたからだ。
 
  
昨日、通院する関係で元町に訪れて、
先輩に勧められた店で食事をした後その店を覗いてみた。
 
そこには
テナント募集の札が、かかっていた。
 
シェフの年齢問題か、仕事上の問題か、
もっと大事な別の問題があったのか、はわからない。
 
ただ、
売られた喧嘩を買わずにいたような気分は
結局置き去りとなった。
  
 
6616Dc
 
 
悔いを残したのは
自分のせいだ。
 
それも自分勝手な悔いであって
相手にとっては全然関係無い事なのだ。
 
だからこれからは、
そんな悔いを残さないように、
人生の「ダメ押し」をしていくべきなのだろう・・ね。

春節

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横浜中華街は
春節を祝っていた。
 
仕事終わりに獅子舞が撮れたら・・と覗いてみたら
彼方此方で爆竹が響いている。
 
お店を獅子舞が回っているようだ。
 
 

6005Dc

 

6031Dc

 
 
独特のリズムを刻む太鼓の音が
中華街に新年を祝う空気を盛り上げている。
 
日本の獅子舞のルーツだろうと思われる中国の獅子舞。
 
お祝い事として舞われるものだけど、
邪気を食べて取り除いてくれる・・という縁起物でもあるので
獅子に頭をガブっとしてもらうのは縁起が良い。。。。
  
 

ct02

 
噛まれました(爆)
 
来週月曜の節分には、新しい年が始まる。
獅子に邪気を食べてもらったし、
きっと良い事があると信じよう(^_^)
 

OS X Mavericksのチューニング

5504Dc
 
 
とにかく、OS X Mavericksは、
私の中では「漢字talk7」以来のダメなOSに分類される。
 
勿論、「漢字talk7」のように落ちなくはなってるけど、
iMac27 Mid2010においては、遅いなんて物じゃない。
 
確かに省電力設計である事はわかるけど
バックグラウンドで動くアプリケーションの速度を遅くしたり
非アクティブアプリのメモリを圧縮したりする設計に加え
ウィンドウを開けるアクションなどにアニメーションを付けたり
SSD使用を前提に設計された仮想メモリーのセッティングがHDDのマックには合わず、
全ては遅くなる方向に作用しているように感じる。
 
・フォルダを開けても、なかなか内部が表示されない。
 
・保存してもその保存命令が実行されるのに1秒以上時間がかかる事がある。
 
・上書き保存をしようとしても、同じ保存場所に辿り着かない前に
 デフォルトのフォルダを開いてしまう事があり
 無意識にショーカットキーを使ってしまったために、
 本人にとっては予測していない場所に新規保存をしてしまう事がある。
 
・仮想メモリーへの依存が高いのか、ソフトのメモリー占有率が高くなっているのか
 HDDがカリカリ言うままカラーボールが回りっぱなしになって
 フリーズに近い状態になる。
 
・特に映像加工ソフトを競合させると、
 メモリーの取り合いによる仮想メモリー使用率増加に拍車がかかって
 撮影データを開けるまでに10分とかかかってしまう事がある。
 
・ウェブブラウザのメモリー専用率の増加に加えて、
 フラッシュがメモリーを食いつぶす事が、さらにマック全体の動きを鈍化させる。
 
そしてもっと困ったのが
PhotoshopCC(14.2)のプログラムエラー多発問題だ。
 
14.2.0にアップデートされるまでは問題無かったのだが、
1/9に自動的にアップデートされたPhotoshopCCが
簡単な作業の度にエラーを起こして使い物にならなくなった。
 
作業したら別名で保存し、エラーが出たら一端ファイルを閉じて
保存したファイルを開けてから作業を続けるとどうにかなるが
次の作業でまたプログラムエラーが発生し・・・
と、効率が悪いなんてものじゃなくなった。
 
しかもこの問題はまだ大きく取り上げられていないようで
と言うか、多くのユーザーが対処方法に辿り着けないか
SSDマシンの使用で問題が起きていないからか
ネットを探しても解決方法が見当たらなかったりする。
 
勿論MacBookAirでは同じソフトは問題無く稼働するし
そもそもOSによる速度低下をあまり感じる事も無いから
OS X MavericksはSSD専用OSなんだろうと、想像するんだけどね。
 
でも、これじゃ作業効率が悪すぎる(^_^;
 
で・・・
まずは、PhotoshopとDxOのセッティングを、見直してみた。
 
メモリーの占有率の設定をデフォルトに戻し
キャッシュをクリアし、キャッシュサイズを小さくし・・・
 
でも
ダメっす。
 
次は、起動ディスクのボリューム最適化を行い
アクセス権を修復し・・・
 
やっぱり
ダメっす。
 
という事で
通常では触れないセッティングを
(フォルダアクションの非アニメーション化とか)
行う事を考えたが、オリジナル状態では不可能だ。
 
という事で色々調べたら、あったよ、
便利なソフトが。
 
 
マックの高速化が図れる
フリーソフト「OnyX」
 
という事で、とっととダウンロードして
チューニングしてみた。
 
・シートダイアログのスピードを超高速に変更
・ウィンドウのズームやアニメーションを停止
・Dockのアニメーション停止
・spotlightもIndex作成停止
・mission controlは使用停止
・仮想メモリースワッピングを停止
 
その結果
iMacはかなりマトモな速度で動くようになった(^_^)
 
だ・け・ど・・・・
 
Photoshopのプログラムエラーは頻度こそ減ったけど
相変わらず発生する。
 
これはそのうちアップデートで解消されるだろう、と、
気にするのをやめたんだけど、
どうでもよいアニメーションやズームと仮想メモリー使用停止が
これほどまでもスピードアップに貢献するとは思わなかったよ。
 
iCloudやPhotoshopCCを使用するためにMavericksにしちゃって
私と同じような状態に悩みを持つ人って多いのでは?
って思ったので、ちょっとレポートしてみたんだけど
どうでしょう・・・ね(^_^;

phonestack

最近、特に困っている事がある。
それは、歩きスマホ。
 
スティックウォーカーとしては
普通に歩いていても杖を蹴飛ばされる可能性を考えるほど
街の人達は他人を見ないで歩いている事が多い。
 
実際、街でよく知ってる人が前から歩いてきたので、
手を振っても気づいてもらえない事もあったっけ(^_^;
 
街中の風景を撮りたいと思って見ている自分には、
特に良く見るクセがついているんだろうけど、
それでも考え事をしていると、
廻りを見ないで歩いている事に気づいたりする。
 
ただでさえそうなのだから
スマホを見ながら歩いている人は
私から見たら恐怖でしかないのだ。
 
このまま歩いていれば間違い無く杖を蹴飛ばすかぶつかる・・・と直感し、
そしてその場に立ち止まる事になる。
 
立ち止まっていれば歩きスマホの人も気づいて避けてくれるけど
その中で何割の人が、自分の行為が他人の行動を抑制していると
気づけているのだろうね。
 
 
 
4932Ds
 
 
 
アメリカには、「電話の山(phonestack)」というゲームがある。
 
仲間で食事をする時、テーブルの上にスマホの山を築き、
呼び出しがあっても出ないのがルール。
 
それでもつい出てしまったら、
全員の食事代を払うというのが罰則。
 
これがセレブの間で流行っている・・という情報もあるけど
セレブはそもそも、下卑たコマーシャルリズムに乗ったプッシュ情報なんて
最初から必要としていないと思うから、
スマホ持ってても必要な時以外電源入れないのでは?・・・なんて思ったりもする。
 
でも、どんどん巧妙化するプッシュ情報は、
スマホ中毒を起こすのだと思う。
 
LINEのように既読無視はマナー違反・・・なんてSNSは
何のために使うのかさえ、私には理解ができないで、いる。
  
 
良いじゃん、メールで。
良いじゃん、電話すれば。
 
そして必ずしも即時の反応が無いって事は
ちょっと前までは当たり前だったじゃん?
 
 
ハードやソフトを売りたいための戦略に踊って
穏やかにゆっくり生きるスタイルを自ら捨ててしまう愚行が
歩きスマホのような、利己的で迷惑千万な行為を増やしているのだから、
「電話の山(phonestack)」のような動きは、
人生を自分らしく生きようとする人達の中には
当たり前に出てくる事だと思うんだよね。
 
でも、そういう自分も、
メールにはなるべく早く反応しちゃうし
携帯が鳴ればすぐ出ちゃうんだけどね(爆)
  
という事で、
心の平穏のためにも
慌てて反応しないようにしたいと思うんだけど・・・
 
どうでしょうね? 

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