- 2011-10-26 (水) 23:00
- 日記的雑感
昭和の顔だった人が無くなったり、
昭和の風景を象る物が無くなったり・・と、
寂しい気持ちにさせられる事が多くなった。
最近ではジョーちゃん(柳ジョージ)が死んで、
横浜らしいアーチストの喪失に悲しくなっていたのだが
そんな流れは止めようが無いものらしい。
実は・・・
横浜ホンキートンクブルースで謳われた
「オリジナルジョーズ」が
今月11日に58年の歴史に終止符を打っていた。
夜だけの営業で頑張っていた同店が、
いつの間にかランチ営業を始め、
心の奥底で営業難である事を想像はしていた。
だが、58年の歴史。
横浜の1つの顔。
食文化を超え横浜文化にも昇華したような店だから
愛する人達が通って支えると思い込んでいた。
勿論、閉店の理由を聞いたワケではない。
「ジャックス」のように様々な理由が重なった・・
という事もあるだろう。
だから飲食店に厳しい時代を恨むのは筋違いだと思うが、
飯を食うなら「オリジナルジョーズ」なんて聞いたふうな事をぬかすのは、
もう有り得ない現実は、やっぱり切ない。
文化を守ろうと思ったら
支える気概と実行が不可欠だ。
街を象る存在となったら
その存在も支える側も
次世代に渡す意味と意義を理解しなくては
いけないのだろう。
ふっと気づけば、
「横浜」は多くの「らしさ」を失っている。
「らしさ」を大切に生きるには
生き方を問われる事になるから面倒だけど、
拘れば認めてもらえる土壌を支えるのは
やっぱり市民の理解だと思っている。
ある意味、横浜らしさを背負って生きる兄弟達が、
拘るのはその生き方のみ。
でも、記号であり、形であり、
横浜らしさでもあり、格好悪さでもあるけど、
オリジナルである事は価値なのだ・・と思い知る。
あなたの影を探し求めて
ひとり彷徨っても
失われた街しか映らない・・・のなら
グラスに佇む過去の色を飲み干しながら
何をすべきか・・・を考えますかね(^_^;
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