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ロングモーン1975

「届いています」
 
「来ちゃった?
 どっち?」
 
「両方」
 
 
・・・・両方かよ(^_^;)
 
という事で、グレンアラヒとロングモーンが目の前に登場した。
 
で、まずは、大好きなロングモーンをテイスティングしてみる。
 
 
ロングモーン27年1975(OMC)ダグラスレイン
 
 
どれどれ・・・
あれ?
薄い・・・・
 
最近、カスクばっかり飲んでいるからか、
久々に飲むOMC独特の50%加水モルトが薄く感じてしまうらしい。
 
もちろん最初は刺すようなピリピリ感と同時に、
飛びやすいキツイ匂いのアルコールが刺激的なのだが、
それでも飲み味は薄く感じてしまう。
 
香りは・・・
本来のロングモーンらしさはあまり見えず、
というかまだ全然眠りこけてる状態で、判断がつくわけもない。
 
では・・・と放置しつつ待っていると・・・
 
30分を過ぎた辺りから、やっと「らしさ」を振りまきだした。
 
桃を思わせるような爽やかでちょっと重みのある甘さが、
ぼ~っとしていたボディに色をつけて華やかに舞う。
 
 
「やっと、本性を見せる・・感じだけど、まだまだだねぇ」
 
「もう一本のロングモーンに比べて、色が薄いですね」
 
「アイツは、シェリー樽だからね。
 おかでげ味はマッカランみたいだけど(^_^;)」
 
「甘さ・・出てきましたね」
 
 
どうしても古い酒は時間がかかる。
 
だから仕方ない・・・と思いつつも、ちょっとだけ無粋な飲み方として、
目の前にはスタンダードなモルトが入った別のグラスが複数並び・・・・
 
思いっきり馬鹿丸出しで飲んでいたりする。
 
 
そして1時間も過ぎた頃・・・・
 
スペイサイドらしい甘さと爽やかな酸味がバランスされた、
オレンジまではいかない柑橘系のフレーバーが登場した。
 
 
「まだ、変わりますかねぇ?」
 
「変わるでしょ。
 古い酒、しかも70年代。
 幅は狭くなっても、奥行きはまだ残ってる時代だから。」
 
「最近、70年代の酒も減りました」
 
「そうだよねぇ。
 この前79年のつもりで89年の酒買いそうになって、
 レジまで行って値段が安いんで気付いたよ」
 
 
「そんな間違いをするんですか?」
 
「蒸留年を書かない酒が増えたんで、手書きのラベルにちょっと騙された・・・かな(^_^;)」
 
 
馬鹿丸出しな客が、馬鹿丸出しな飲み方で、
日頃飲めない鬱憤晴らしまでしているのだから・・・・
 
この日のカウンターは思いっきり濃かったろうなぁ・・(/–)/

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