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プルトニー

「これは2度と手に入りません。」
 
「いきなり脅すねぇ」
 
「実際、元売りよりそう言われたので、
 そうなのだと思います。」
 
「もともとプラチナセレクションは、そういうモルトが多いよね」
 
「だから無くなる前に入れてしまいました。」
 
 
プルトニー34年 1967 54.9% ダグラスレイン・プラチナセレクション
 
 
ダグラスレイン・プラチナセレクションに外れ無し・・と誰かが言ってたけど、
3本目のキープボトルは全部素晴らしく、正しい評価だと私も思っている。
(リベット・バルブレア・ミルトンダフ)
 
だからこのプルトニーも期待は大きかったわけで・・・
 
 
「すぐ飲みますか」
 
「勿論(^_^)
 注いで。」
 
 
ブランデーメーカーがよく使うずんぐりとしたボトルから、
琥珀色の液体がテイスティンググラスに注がれると同時に、
柔らかな中に少しだけ刺激的なアクセントを持った香りが漂いだした。
 
一口・・・・
 
やっぱり爆睡中(^_^;)
 
ほぼ55%のアルコールの強さだけが刺激的なプルトニーは、
それこそコートを着込んだ人のようでどんな姿をしているかさえ解らない。
 
67年のモルトだから仕方ない・・・・
といつものように放置するが、この時はちょっと失敗したかな?
と思う位の味でしかなかった。
 
15分も経った頃から、甘さが増し、
その中にちょっとスパイシーな刺激が見え隠れしだす。
 
これは期待できるかも・・・(^_^)
 
 
30分を過ぎたあたりから、強かったアルコール臭が無くなり、
かわりに甘さと舌に触る刺激が強くなってきた。
 
何かに似てる・・・・
 
と思いながら飲んでいて、思わず笑った。
ウィルキンソンの辛口ジンジャーエールに似ているじゃん(^_^;)
 
プルトニーには塩っぽさがあるという評価があるようだが、
このモルトに関しては、私はそうは思わない。
 
ただ、ちょっとだけ混じる生姜のような刺激が、
そういう評価を生んだのかも知れない・・・と感じた。
 
そして・・・・
60分を過ぎた頃、もう一つ新しい顔を見せた。
 
マカロンのような、砂糖菓子のような、すっきりとした甘さ・・・
 
これは美味い(^_^)
・・・と思わずつぶやいてしまう。
 
 
「何時までも、あると思うな、古い酒」
と解っていても、
やっぱり70年代以前の酒は、美味しいだねぇ・・・(/–)/

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