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化ける

以前紹介した「バリンダロッホ」を久々にじっくり飲んでみたら・・・
思いっきり化けていた。
 
ファークラスらしい強いボディが消え去って、
上質なモルトに共通する少しオイリーな感触と味わいが、
豊にどんどん広がっていく。
 
1967年蒸留のモルトだから当たり前・・・と言ってしまえばそれまでだが、
現在のファークラスに比べてあまりに豊で幅広い味わいは、
モルトの美味しさをギュッと凝縮したようでただただ感激するしかない。
 
少し酸味があるパウンドケーキの、外側のちょっと焦げた感じのような甘さ。
フィノシェリーの影を感じる風味と樽香が、ウィスキーらしい味わいを凌駕する。
 
口開けの時、テイスティングしたバーテンダーが飲んでみて一言。
 
 
「別物になりましたね」
 
 
こんな変化があるからモルトは楽しいし、
これこそがモルトを楽しむ醍醐味だと思っている。
 
最初から最後まで味の変わらない酒造りもまた大変なのだろうけど、
決まった味が素晴らしくなければ意味が無いし、
変化する中で見えてくる世界が楽しい事は世界中の酒馬鹿が知っているはずだから・・・・
 
やっぱりこんなモルトじゃないと、
飲む気持ちが薄くなってしまう・・・・のさ(^_^;)
 
馬鹿は飲んだらさらに馬鹿・・・とくらぁ(/–)/

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