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日記的雑感 Archive

仕事納め

 「今年一年、お疲れさまでした!」

 

 「乾杯!」

 

 

 どうやら、世間一般的には、

 今日が仕事納めらしい。

 

 そうか・・

 そうだったね、今日は28日だ。

 

 でも、

 そんなの関係ない・・・

 という生活が長すぎて、ちっともそんな気分にならないのは

 もう毎年の事。

 

 そして今年も、

 堂々とオフィスでタダ酒喰らいつつ、仕事をしつつ・・・で

 仕事収めの式に参加した・・・と。

 

 

 でも自分、

 こういう皆で飲む・・というシチュエーション、

 嫌いです。

 

 なんか・・・苦手です。

 

 

 元々、集団の中にいると、

 何故か凄く孤独になる事が多いのと、

 仲良く振る舞う事が嫌いだったりするからだ・・と思うのだが、

 色々な事を気にしたりする事にも疲れてしまうらしい。

 

 取り敢えずこんな夜は、

 飲んだくれて脱走が良いでしょう・・・

 

 

 「おい、飲みに行くぞ」

 

 

 

 

 ・・・・はぁ・・・

 

 

 まぁ、

 お酒は楽しく飲みましょうね・・・っと(/–)/

ロングモーン1980

ファイネスト・アンド・レアレスト
 ロングモーン・グレンリベット1980 26年 52.6%
(キングスバリー)
 
 
続いてテイスティングを始めたロングモーン。
1980年のモルトでホッグスヘッドからのボトリングとあるが、
問題はシェリーカスクでは無い・・という事か。
 
同じように最初の一口を楽しんでみると・・・
 
 
うわ?
失敗????
 
と思う位、強いキックと有機溶剤のような刺激臭が強く、
しかもかなりピリピリとしたタッチがある。
 
はい・・・
放置です。
 
無理です、飲めません。
 
 
「どうですか?
 シェリーカスクじゃないと、大分違いますか?」
 
「そうだね。
 正直言えば、これがロングモーンだって、信じられないくらい」
 
 
バーテンダーを虐めているわけじゃない。
これが、ボトラーズのモルトの特徴であり、
熟成樽の違いが、その酒に与える影響が大きい証明でもあり、
そしてこれこそが、楽しみの1つもであるのだ。
 
 
「とりあえず、バルヴェニー25年でも出してよ」
 
「珍しいですね」
 
「うん、さっきのリベットがバーボンカスクだったので、
 バーボン繋がりで・・・」
 
 
サントリーから発売されたバルヴェニーは並行輸入品の価格とは
あまりにかけ離れていて(実に3倍以上のコスト)オーダーした時は、
その価格に卒倒しそうになった(爆)
 
ただ、1974年のオフィシャルはすでに終売品であり、
クオリティとバランスの秀逸さは今はどう頑張っても手に入らない物。
 
こうやって飲んでみると、決して高い買い物じゃなかったな・・と
思い知らされる。
 
 
45分を経過した頃、
ロングモーンが劇的に変化した。
 
強くいつまでも消えなかった刺激臭が姿を隠し、
焦げた砂糖のような香りと甘みがその代わりに出現する。
 
そして穏やかな舌触りの中に、かすかにロングモーンのような姿を見せ、
フルーツ系の爽やかなでしかし控えめな酸味も現れた。
 
あぁ・・・美味い(^_^)
 
だが、
この酒がロングモーンだって、
やっぱり解りにくい(爆)
 
でも、凄く美味い一杯ではあるから・・・
まぁいいか・・と自分を納得させたモルト馬鹿だった(/–)/

これも?

 少し制作系の仕事をしていたから、

 思いっきり遅れてしまった数字系の仕事を進める。

 

 あ・・っと、やっぱり、頭の中が混乱を始めた。

 数字の回路に電源が入り、言葉の回路は休止する。

 

 そして、数字しか見えない位の集中が始まり、

 時間の流れを忘れるような状態になる。

 

 これはこれで、苦手ではない・・らしい。

 計画的に仕事を進める事が、ちょっとだけ楽しくなっていたりする。

 

 あ・・・

 これも、ワーカホリック・・か(/–)/

競争意識

 車が走ってない直線道路。

 

 その交差点で信号待ちをしていると、

 横にVmaxが並ぶ。

 

 こっちは所詮500だ。

 しかも高速が延びるようにスプロケを変更しているから、

 間違いなくスタートダッシュでは大人対幼稚園児だ。

 

 でも、ふっと前に出たい欲望に駆られる。

 

 公道で、たまたま居合わせた2台。

 先にどこかのゴールに入れば、素敵な商品が待っている・・・

 なんて事は無く、運が悪ければ事故を起こしたり取締りにあうだけの事。

 

 なのに、つい・・・・かましたくなるが、

 普通にクラッチをつなぎ、そして普通に100マイルまで引っ張る、

 いつものスタイルでいく事にする。

 

 

 若い頃は、100%全開するシチュエーションではあったが、

 いつからか、無用な競争をする事はなくなった。

 

 ワインディングでは30分も頑張れば、

 普通のライダーは緊張感に負けて消えるし、

 高速でも100マイル巡航でスラロームすれば、

 5分もしないで追走車は消える。

 

 根性リミッターの設定の違いが、

 意味のないスペック競争を凌駕するわけだ。

 

 ただ、競争意識は個々の能力を向上させるには有効で、

 内に秘めて競争意識をエネルギーに換えるのが

 「大人の生き方」と言っていい。

 

 そして解りやすい競争意識を剥き出しにするのは、

 半世紀を生きてきた人間としては、美意識にもひっかかるから、

 つい・・・と思う度に恥ずかしくなってくるのも事実。

 

 だから、マイペースを守る・・・

 という形に帰着できるのだろう。

 

 

 競争していいのは、技術や能力向上のための物。

 もっとはっきり言えば、自分に向けてその意識を持つべきで、

 誰かを相手取って競争しよう・・・と思うのは、恥ずべき事だ。

 

 特に「持ち物」とか「位」とかの、

 わかりやすい形を張り合う対象にするのは卑しいし、

 何かを奪い合う・・という事になったらもう・・・・(/–)/

 

 そんなどうでも良い事を考えながら走り抜ける道は、

 やっと訪れた冬らしい風と駆け抜ける、美しい道だった。

CHRISTMAS

 この日は大好きな人と一緒に過ごす・・・と

 恋い焦がれた人に、とびっきりの笑顔で告げられて、

 自分は何故、こんなにも価値の無い人間なんだろう・・と悲しんだ夜、

 何時だって一人きりで生きてきたんだ・・・

 ほんの少しだけ寂しくて、誰かにわかって欲しかっただけなんだ・・・と、

 吹きすさぶ横浜港の風に言い訳してた事を、昨日のように思い出す。

 

 特別な日だから何かをする・・のではなく、

 いつでも、大好きな人のために何かをしたくて、

 空想の世界に惑わされた人々を尻目に、

 自分流のクリスマスナイトをやり過ごす。

 

 だから毎年、当たり前に仕事が忙しくて、

 世間がクリスマスだと喚いても、

 そんなの関係ない・・・と笑い飛ばすのが決まり。

 

 それでもほんの少しだけ、

 世間並みの馬鹿騒ぎをしてみたい・・と思うのは、

 きっとそんな経験をちゃんとしていないからだろう。

 

 今日が特別だから、何かをしよう・・ではなくて、

 何時でも君は特別だから、

 何時でも大切に思っているよ・・と伝えたい。

 

 人と人との付き合いに、

 「祭りの後」なんて必要ないからね。

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