- 2008-11-04 (火) 2:49
- 日記的雑感
最近、気がつけばハイボールを飲んでいる事が多い事に、気付いた。
最初の一杯にビールやギネスを飲む事は前からよくやっていたけど、
それをウィスキーのソーダ割りにシフトしてみたら、
殊の外面白い味わいがある事に気付いて、若干ハマリ気味だったりする。
レアなモルトばかりをストックしてしまうと、
気軽に飲めないだけではなく、2度と手に入らないプレッシャーがあるから、
じっくり向き合ってストレートで飲むしかなくなる。
ところが、ここのところお疲れ気味の自分としては、
怠惰にズルズルと飲めればそれで幸せ・・・な日も多々あったりして、
ちょっとばかり、モルトから気持ちが離れつつもあったのだ。
で、楽に飲む為に選んだウィスキーは、ブレンデッド。
ジョニーウォーカーやバランタイン、シーバスなどを渡り歩いて、
最近はジョニーウォーカーの1820スペシャルかブルーが定番になった。
これを、ハイボールやロックで楽しむのだが、
そんな時、山崎の仕込み水で作ったソーダで割る山崎を勧められた。
「15周年という事で15年物のプライベートカスクを買いました。
それを仕込み水ソーダで割ると、かなり良い味わいです。」
「へぇ・・・
仕込み水で割ると、美味しさが膨らむ・・という話は聞くけど、
ソーダってのはどうなんだろうね?」
・・・どうなんだろうね?
まさに、悪魔の囁きだ。
という事で、名前から取ったボトル№134をキープしたのは言うまでもなく、
届いた日からその仕込み水ソーダでハイボールを試すのも、馬鹿所以の所行ではある。
しかし・・・
サントリーのウィスキーをキープするとは、
自分で自分が信じられない(^_^;)
でもそこは、お店とのおつき合いもあり、
またプライベートカスクは別物でもあるから・・・と
自分に言い聞かせつつのオーダーでもあった。
そして・・・
届いたその日に封を切り、
最初の一杯は勿論、例のハイボール・・・という事になった。
勿論、プライベートカスクの素性を確かめるべく、
ストレートで注いでチェックする事も忘れない(爆)
だが、その素っ気ない程の普通な佇まいを持つ、
コストパフォーマンスの悪いハイボールは、
気取りなんぞ微塵も必要がないほど広い間口を持っていた。
最初は「普通に美味い」としか言いようのない、没個性な感があったが、
確かにソーダとウィスキーが綺麗なハーモニーを持って、
適度な辛さと刺激でウィスキーを励起しつつも、
嫌な味を全面に出したり、マスクしたりはしないバランスを見せてくれるのだ。
そして、そのソーダ自体は多分、他のウィスキーには合わないだろう・・・
と思わせるほど辛く、冗談でニッカを合わせてみたら見事に大喧嘩してくれる程
芯の強さを持っている。
う・・・ん
コレって、単純に美味い。
もう一杯飲んじゃおっと・・・(^_^)
そんな、だらしない飲み方で楽しいとは、
さすがはプライベートカスクの山崎と言うベキか。
そしてそんなモルトをちゃんと飲んでみれば、
45分の時間を費やして、ちゃんとリフィルカスクの隠れた個性を
秘やかにかつ艶やかに表現してくれたのだ。
「限定でお出ししていますが、ひょっとしたら数本あまるかも知れません。
もう一本お取りになりますか?」
「なりません(爆)
それより新しい限定の余市の方が気になります」
国産のウィスキーでも、
良いモルトはあるのです。
しかし・・・
相変わらず、馬鹿まっしぐら・・ですな(/–)/
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