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ロングモーン1980

ファイネスト・アンド・レアレスト
 ロングモーン・グレンリベット1980 26年 52.6%
(キングスバリー)
 
 
続いてテイスティングを始めたロングモーン。
1980年のモルトでホッグスヘッドからのボトリングとあるが、
問題はシェリーカスクでは無い・・という事か。
 
同じように最初の一口を楽しんでみると・・・
 
 
うわ?
失敗????
 
と思う位、強いキックと有機溶剤のような刺激臭が強く、
しかもかなりピリピリとしたタッチがある。
 
はい・・・
放置です。
 
無理です、飲めません。
 
 
「どうですか?
 シェリーカスクじゃないと、大分違いますか?」
 
「そうだね。
 正直言えば、これがロングモーンだって、信じられないくらい」
 
 
バーテンダーを虐めているわけじゃない。
これが、ボトラーズのモルトの特徴であり、
熟成樽の違いが、その酒に与える影響が大きい証明でもあり、
そしてこれこそが、楽しみの1つもであるのだ。
 
 
「とりあえず、バルヴェニー25年でも出してよ」
 
「珍しいですね」
 
「うん、さっきのリベットがバーボンカスクだったので、
 バーボン繋がりで・・・」
 
 
サントリーから発売されたバルヴェニーは並行輸入品の価格とは
あまりにかけ離れていて(実に3倍以上のコスト)オーダーした時は、
その価格に卒倒しそうになった(爆)
 
ただ、1974年のオフィシャルはすでに終売品であり、
クオリティとバランスの秀逸さは今はどう頑張っても手に入らない物。
 
こうやって飲んでみると、決して高い買い物じゃなかったな・・と
思い知らされる。
 
 
45分を経過した頃、
ロングモーンが劇的に変化した。
 
強くいつまでも消えなかった刺激臭が姿を隠し、
焦げた砂糖のような香りと甘みがその代わりに出現する。
 
そして穏やかな舌触りの中に、かすかにロングモーンのような姿を見せ、
フルーツ系の爽やかなでしかし控えめな酸味も現れた。
 
あぁ・・・美味い(^_^)
 
だが、
この酒がロングモーンだって、
やっぱり解りにくい(爆)
 
でも、凄く美味い一杯ではあるから・・・
まぁいいか・・と自分を納得させたモルト馬鹿だった(/–)/

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