- 2010-03-09 (火) 21:02
- 日記的雑感
表面を取り繕うのが現代のやり方なら
それが成り立つのは、大事な所もちゃんと押さえているから・・・
だと思っている。
ところがその、一番大事な部分を担う世代がどんどんリタイヤし、
表面を飾る事にだけ長けた人間が物事を動かしだすと、
たちまち暗礁に乗り上げたり破綻に追い込まれたりするのは、
ここのところの社会で起きている現実が裏付ける。
そう・・・
大事な部分は、ちゃんと守らないと意味が無いのだ。
そしてそれらを知る為には、
表面を飾って喜んでしまう自分を恥じるだけの経験が、必要だと思う。
Peninsula Hong Kongにある麒麟楼は飲茶の名店として有名だが、
この店内を綺麗にパクった店を知っている。
日本だからバレないと思ったのか、
単にそのデザインが素敵だから真似したのかわからないけど
正直言って興醒めで、飲食した物が安っぽく感じてしまった事を、
思い出す。
でも、巷では、
見た目ばっかり飾って、中身の無い物が増えすぎた。
仕事のやり方でさえ、
そんな傾向が増えている・・と感じてしまう。
ただ、今時の若者だって批評する力はあって、
表面だけ取り繕っても「ダメな物はダメ」って事は理解できるようなのだが、
そんな若者達の中に、本質を大切にできる人は何人いるのだろう?
今、オリジナルを作れる人は、貴重だ。
オリジナルを使いやすく加工して商品にするのも立派な仕事だけど
私自身は、オリジナルを作れる人でありたいと、思っている。
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