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2010-05-05

旅するカメラ


 
貸したカメラに残っていた写真を見て、
ふっと気付いた。
 
最近、動かなくなってしまったな・・・と。
 
 
立ち続ける事が難しくて、長時間歩くなんてもっての他で、
今は、出かけるときは常に座れる場所を考えて動くクセがついている。
 
だから、日本のような環境が期待できない国に行こう・・・という気は起きないし、
そもそもどこかへ出かけよう・・という気も失せていた。
 
しかし、貸したカメラが旅をして、記録として画像付きで返ってきたのは、
友人の「自分から世界を狭めるなよ」というメッセージに感じられた。
 
 

 
 
見れば、私の撮り方に似ている写真が多い。
 
トリミングと調整を私流にしてみると、
自分が撮ったとしてもこうなるな・・・という感じがする。
(チョイスもトリミングもしちゃったら当然か(^_^;)
 
 

 
 
場所は西安。
中国の中心にある都で、シルクロードの起点でもある。
 
回族と呼ばれるイスラム教徒民族がいるせいかモスクも存在し、
現在も明代に築かれた城壁が残っている。(唐の時代は9倍の大きさだったとか)
 
古称は長安、西周から秦、漢、隋、唐・・の都城として存在し、
十数王朝の都として3000年以上の歴史があると聞く西安は、
遣唐使の吉備真備や阿倍仲麻呂が訪れた場所でもあり、
日本に帰れなかった阿倍仲麻呂の碑も現存する。
 
 

 
 
改めてレントゲンを撮ったりしながら身体を調べると、
痛みが本格的になってから、状態は進行していない事がわかった。
 
節制と体重管理、歩けるときは歩く・・等の最低限の運動のおかげか、
痛みが我慢できるうちは手術をしなくても良い、という診断を頂く。
 
実際、突然気候が暖かくなってから体調は良くなって、
ちょっと前までの苦しみはなんだったんだろう・・と思う位。
 
で、こんな写真を見ていると、
行ってちゃんと写真を撮ってみたいな、と思ってしまう。
 
 

 
 
前のような強行軍の貧乏旅行は難しいけど、
動く事を諦める事は、まだまだ早いよね。
 
痛みが出たら座れば良いんだし、
他の部分がダメになる前じゃないと無理もできないし・・・
という事で、今年はどこかへ出かけよう、と思う。
 
 
しかし中国・・・
もの凄いエネルギーを感じさせてくれる国なんだねぇ(^_^)
 
  

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