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2008-03

50

 無事、50回目の誕生日を迎えて思う事は、

 「よくぞ、死なずに50年、生きたものだ」

 という事。

 

 人は、何かの役目を持って生き、

 その役目があるうちは死ねない・・と思っているが、

 自分が誰かに対してできる事は、そこそこ果たしきってきたと思っていて

 それでもまだ、こうやって生きている事を思えば、

 まだ、自分でも気付いていない役目があるのかもしれない・・と思う。

 

 今日は、広島から若者が私を訪ねて来た。

 

 特に何かを伝えようと思っていたワケではないが、

 ウェブという裏付けの無いメディアの中で知り合って、

 一緒に食事を供にできる・・という時間を持てた事は、

 やはり私が持たされている役目の1つなのだろう・・・と感じる。

 

 何かを伝える事なんてできそうにも無いけど、

 とにかく私は、今現在生きていて、

 こうして会って話ができて・・・と、生身の付き合いが

 ほんの短い時間の間にも成立したという事は、

 もの凄く「リアル」な出来事なのだ。

 

 

 人と人の関係は、

 縁と思いと偶然という名の必然があって成り立つ。

 

 そしてそれは、必ず人生の中で、お互いに必要なものだと、

 経験的に気付いている。

 

 そういう意味でも、

 50歳を迎える時に出会った若者達は、

 これからの私の人生にとって、何か大切な物を持ってきたのだ・・と

 気付いている。

 

 

 しかし・・・

 50年って、長くて短い。

 

 そしてそんな日を迎える時、

 一人きりで生きていないと思える自分は幸せだと、思う。

原風景

 「ねぇ、正直に言っていい?」

 

 「うん、何?」

 

 「貴方の香港の写真って、あまり好きじゃなかったの。

  だけど、今回見てわかった事があるの」

 

 

 え・・・?

 そうだった??

 

 私の写真は、その時感じた物を、

 意識しないで自然に撮る・・という物で、

 特に計算して撮るような物は無いから、

 撮る場所で、そんなに変わる・・なんて思えなかった・

 

 

 「好きじゃないって言うより、解らない・・というか、

  すんなり入ってこなくて、良いなって思えなかったのが正直なところなの」

 

 「へぇ・・・そうなんだ」

 

 「でもね。

  今回載せた物を見た、というか、書いてる事を読んで、気付いた。

  『元気をもらう』っていう言い方と風景を見て、

  貴方は、貴方が大好きな時代の横浜を、香港に感じているのだ・・って」

 

 

 衝撃的だった。

 

 自分では無意識に感じて、

 素直にその時の自分を映すように時間と空気を切り取っただけだったのに、

 無意識に求めている事は、もっとも横浜らしい空気だった・・という事に、

 自分自身が気付いていなかったのだ。

 

 自分が体験した事だけが、信じられる事。

 

 常識なんて通用しない特殊な環境の中で生きる事は、

 全てが自分の判断に委ねられる事。

 

 知ったかぶったカッコだけの情報通が何か言おうとも、

 ハッタリで飾った偽物が何を言おうとも、

 本物しか生き抜けない町だった横浜で生きる人達は、

 惑わされる事は無い。

 

 習慣も常識も違う人達が一緒に生きる街では、

 その人自身の力しか頼るものが無いのは、誰でも知っていた事だった。

 

 

 「そうか・・・

  俺って浜っ子だったんだ」

 

 「そうみたいね。

  それも古いタイプの・・」

 

 「あぁ・・・

  どうせジジイだよ」

 

 

 自分を常に客観視しようとしていても、

 こうやって第3者的な視点で指摘されると、まだまだだ・・と思う。

 

 だからこそ、誰かと会って話をする事は大切だし、

 自分の吐き出した物に対する評価は、例え耳が痛い指摘であっても

 それを聞かせてもらえる事にすごく感謝するし、貴重な声として

 大事にする事なのだ。

 

 

 とにかく、

 自分が求めている空気は、

 急速に失われつつある、横浜らしい空気だとわかってしまった。

 

 という事で、そのテーマに引きずられない程度に、

 そういう風景を切り取ってみよう・・と思う。

思う事

 3月いっぱいで県の番組に

 私の写真を載せるのをやめる事にした。

 

 ボランティアとは言え、毎週写真を提供するのは、

 それなりに労力と時間を費やすので、

 空いた時間だけでこなすのは難しい・・と感じたから。

 

 でも、仕事になる撮影はまだ続くので、

 タイミングを見てカメラを調整に出したいところなのだが、

 今度は昼の番組から協力要請がある。

 

 使える物ならドウゾ(^_^)

 と気持ち良く言える事が嬉しいが、

 また、なんとなく風景を撮る事になるのかも知れない。

 

 色々な形で何かを作る事を続けてきたが、

 スチールが最後まで残るのは不思議な事であり、

 また、当然の事でもある・・と考えている。

 

 若い頃からずっと関わってきたメディアなのだから、

 これからも、ずっと関わっていくのだろう(^_^)

 

 最近は、誰か知らない人を撮るのが面白い。

 

 その人の持つ、何かを表現したいし、

 その何かで、自分の気持ちを表現したい。

 

 そんな事が素直に考えられて、

 自然にそういう空気を切り取る事ができるようになったのは、

 それなりに人生を歩んできたからなのだろうか?

 

 という事で、また、

 通勤時にカメラを持っていたりする(^_^)

不定期更新

 今日は、予算のヒアリングをやっていた。

 と言うと聞こえはいいけど、

 要は現場の意見を聞きつつ予算を固めていく作業。

 

 つまり、その内容は書けないワケで(^_^;)

 

 日々、景色の変わらない仕事は、

 扱う事も社外秘が多く、

 書きたくても書けない・・・という事になる。

 

 それが、どうも・・・

 ストレスになるらしい(爆)

 

 まぁ、会社内の事を書けば愚痴っぽく成らざるを得ないし、

 この際、マイペースに書きたい時、書きたい物があった時、

 不定期に上げる事にしよう・・と思っています。

 

 と言っても、書きたい事が降ってきたら、

 ガンガン書いちゃうけどね(/–)/

そういう時期

 最近気付いた事だが、

 自分のスケジュール表を開く事が、

 いや、書き込む事が極端に減っている。

 

 それは、やっている仕事がある意味単調で、

 会議とおつきあいくらいしか書き込む事が無いワケで、

 ひたすら疲れるのは頭だけの毎日、という事らしい。

 

 それでも「誰かと会いたい」という気持ちが無くなるワケじゃなく、

 それが可能になりにくい今の状態に苛つくきつつ、

 スケジュールを取ろうとするのだけど、上手くいかない(^_^;)

 

 まぁ、年度末越えるまでは、大人しくせざるを得ないのかなぁ・・(/–)/

 

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